第６５振 双子神←早く還りなさいよ ページ21
Aside
ーーまさか、此処で双子神に会うとは。思いもしなかった。…タナトスもヒュプノスも、私に跪いて。良いと言っているのに。…どうやって追い返そうかしら??←
A「私の名前は、今は荷葉です。荷葉と呼びなさい。…まさか、修道服姿で来るとは思いませんでした。貴方たちの本体は、エリシオンにある筈。魂もタリスマンゲージに封印されていたと言うのに。…抉じ開けて来たとは、どう言う事ですか??」
ヒュプノス「我々は確かに、封印されました。ですが、それは一部なのです。私共は聖戦後貴女様の小宇宙を追い、やっと辿り着いたのです」
そうだったの…。
A「私は此処で審神者を続けますが、貴方たちはどうします??出来れば、彼方に帰って頂きたいのですが」
ヒュプノス「少し滞在し、戻るとしましょう。それで良いな??タナトスよ」
タナトス「良い訳がなかろう!?漸く会えたのだぞ!?」
そうだった。彼等が聖戦で封印されたのは、序盤の方。…わかってるけど、此処に居るべきではないんだ。
三日月「荷葉、そろそろ仕事に戻らねばならぬ。良いか??」
A「タナトス、ヒュプノス、此方へ。私が部屋に案内します。皆は、持ち場に戻ってね。ーー火蓮さん、其処の人間はお任せします。…次に私の前に現れれば、五体満足では帰しませんから」
笑顔で親子を見れば、顔を青くして去っていった。ふふっ、良い気味。
加州「荷葉、この２人はいつまで滞在させるの??」
A「…私としては、今日明日が良いのだけど。火蓮さん、良いでしょうか??」
火蓮「勿論。神様の滞在なら、上も文句の付けようがないし。…あの親子の事で迷惑掛けたからね。一応上司だからって我慢したけど、あのクソ親父、パワハラ野郎だったから良い気味さ。…役職も外されれば万々歳なんだけど…、それはあの人次第かな」
政府の方も黒いのね。…あんなのが居たら、私は即刻首だけにしたけどね♪←
A「黄泉比良坂に落とせば良かったかしら??惜しい事をしたわ。でも、
A「みっちゃん、食事は増やさなくて大丈夫よ。あの２人、食べないから。…でも、紅茶だけ用意してあげてくれる??飲むだろうから」
向こうで飲んでいたからね。それだけは、用意してあげるわね。なにが良いかしら??
第６６振 本丸での生活←長いようで短い時間(ヒュプノスside)→←第６４振 迎えに来たのは←火蓮様とその上司(こんのすけside)
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作者名：葦原 さくら | 作成日時：2018年4月13日 9時
