私、トリップしました２【刀剣乱舞】 (ページ19)

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第６３振無駄な事を…←それすらもわからない猿以下の見習いページ19

Aside

ーーカッターキャーをやった見習い。…喧しいったらありゃしない。上には不動くんが居るのにね。…気付いてないのかしら??…甘酒飲んで、録音してないんじゃ??まぁ、堀川くんに居て貰ってるから、その辺は大丈夫だとは思うけど。

長谷部「何事ですか!?」

一番乗りは長谷部さん。後から数人来てる。…さて、どうしたものか。

三日月「荷葉、無事か??」

鶴丸「怪我してないか??まぁ、見習いの悲鳴しか聞こえなかったから、無事なのはわかってたが。…心配したぞ」

三日月さんも鶴さんも、長谷部さんも。安堵した顔だ。

姫花「…私が、怪我したのに…ひくっ…何故、その人の心配するんですか??私、切り付けられたんですよ??」

私が口を開こうとすると、先に口を開いたのは清光だった。あっ、怒ってるね。今の顔は。

加州「アンタ、馬鹿なの??荷葉がそんな事、する訳ないじゃん。そんな事もわからないのは、この本丸ではアンタだけだよ」

顔を赤くして怒る見習いに、私は笑いを堪えられなかった。

A「ふふふっ。ありがとう、清光。長谷部さんも、鶴さんも、三日月さんも、ありがとう。…小娘、貴女は本当に猿以下ね。前任の方が年齢の割にはしっかりしてたわ。猿以下だった事には変わりないけど。…私が、１人で貴女を待っていると思うの??あり得ないわ。貴女の目が欲望に満ちているのに、なにか仕出かすとわかっているのに、なにも手を打たない事はしないのよ??行ちゃん、堀川くん。降りてきて良いわよ??」

天井に隠れていた２人に降りてきて貰う。手にはボイスレコーダーとカメラ。さぁ、ネタばらしよ。

A「このカメラとボイスレコーダーに、貴女のカッターキャーの一部始終と、私に言った台詞が証拠としてあるんだけど。貴女はどうしたい??」

長谷部「荷葉様、この者は貴女様に手を出した。政府に送り返すべきです!!“どうしたい??”等、甘すぎます!!」

…確かに、そうかもしれない。

A「私、皆には甘いけど…彼女に甘くするつもりは毛頭ないの。ーー選びなさい。今すぐ此処を去るか、私に裁かれるかを」

私から放たれる小宇宙…もとい殺気に、皆動かなくなる。

三日月「…荷葉は本気と見える。見習いよ、どうする…」

ガクガクと震える見習いに、私は笑顔で近付く。帰る??と聞くと、小さく頷いた。

A「そう。じゃあ、お迎えを頼むわね」

政府に連絡を入れ、見習い用の車を用意させる。…火蓮さん、ゴメンなさいね。