私、トリップしました２【刀剣乱舞】 (ページ18)

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第６２振思惑←思ったようにならないなんて…(見習いside) ページ18

見習いside

ーーパパに頼んで来たのは、元黒本丸で…最近白に戻ったばかりの少し大きめの本丸だった。大広間に通されると、かなりの数の刀剣が揃っていた。…私が此処の本丸の、主になってやるわ。

平野「荷葉さん!!」

三日月「荷葉、少し良いか??」

歌仙「荷葉、夕餉の献立なんだけど…」

此処の皆は、主とは呼ばず審神者名で呼んでいるらしい。私も名前で呼んでと頼んでみると。

今剣「みならいさん、なんですか??」

鶴丸「おお、見習いじゃないか。どうした??」

大和守「あっ、見習いさん。部屋は其処じゃないよ??」

何故、何故呼んでくれないの?!あの女の事は、審神者名で呼んでるのに。私は見習いとしか呼んでくれないなんて、なんなの!?

和泉守「あぁ、見習い。荷葉が呼んでたぜ??」

姫花「わかりましたっ!!」

…私は、あんなおばさんには負けないんだから。今に見てなさいよ。審神者部屋に行くと、机の前に座っていたおばさんが此方を見る。

姫花「なにか用??」

A「はい。書類整理のお手伝いを、して頂こうと思いまして。…出来ますよね??」

出来ないの??みたいな目で見られた。そんな顔をしていられるのも、今の内よ。…誰も居ないわね。襖を閉めて、私は立ったままこう言う。

姫花「ねぇ、おばさん。この本丸を、私に譲ってくれない??」

A「寝言は寝てから言いなさい??小娘。お尻の青いひよっこが、生意気な事を言うと後悔するわよ??」

…今のは、殺気?!背中がゾクッとした。しかも、小娘ってなによ!!

A「貴女みたいな小娘に本丸を渡せば、前任と同じ事になるのは目に見えています。誰がわかりきって居るのに、どうぞと差し出すものですか。…あぁ、それから。この本丸の男士様たちに、色目を使うのを止めて頂けますか??盛りのついた子供は、これだから困りますね。短刀たちの教育上、かなり悪いので。貴女の狙いは誰だかわかりませんが、黒からやっと白に戻ったばかりです。…全力で阻止させて頂くのと同時に、貴女の躾も考えてますから。ーー宜しくお願い致しますね♡」

姫花「躾!?」

なっなにをされるの!?いや、やられる前にやれば良いだけの話よね?!

姫花「ふっ、ふんっ!!じゃあ、嫌われてよ。ーーきゃあーっ!!」

カッターキャーをやってみた。…これで、この人の信頼は落ちるわ。

A「無駄だと言うのが、わからないとは」

深いため息を吐く。足音が多く近付いてくる。…ふふっ、終わりね。おばさん…。