【BL】オシドリ夫婦。（仮)【外伝】【名前変換オリジナル】

一「嫉妬」 ページ6

鈴森*凛月様 リクエストです。
ありがとうございます！！
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「先生、ここわかります？」

荒川が教科書を持って俺に聞いてきた。

『あ？何が。え、なにお前戦国時代に来てまで勉強すんの。うっわーこれだから優等生は…。』

「先生が信長さんとラブラブしてくれるならこんなことしませんよ。」

真顔で言うのやめてくれねーかな…ラブラブしてくれるってアイツも暇じゃねーし、俺もそんなことをしにわざわざ信長のところに行きたくない。つか死んでもイヤだ。

『はーい、教えまーす。どれ、問題見せてみろや。…社会じゃねーのかよ。まー、いいけど。』

理科の計算か〜面倒くさいよなぁ…受験生だから、復習しないといけないしな。

「帰蝶様と澄香殿は仲がよろしいですな〜。」

「まるで、それは姉妹のようで。」

「ほほっ、微笑ましいのぅ…。おや、信長様。」


「…彼奴は何をしている。」

「は、…何やら帰蝶様は澄香殿にご教授されているようで…仲がよろしいですなぁ…ほほ、。」

「…。」


『…ほら、直列のAは全部同じで並列は…だから、計算式が…で、抵抗は…。』

「…。」

『そーそー。何回か練習すれば慣れるって。』

俺は荒川をぽんぽんと撫でてやった。すると、荒川はちょっとむすっとした。

「髪ボサボサになっちゃうじゃないですか。」

『なんだと〜？可愛くねーなーこういうときぐらい笑えってんだ。あーほ。』

そのあと嫌みたらしく笑い、ガシガシっと撫でて髪をボサボサにしてやった。

「先生って先生らしくないですよね。他の先生は可愛ないとかあほとか言いませんでしたよ。」

確かに…俺も子供のとき怖い先生とか面白い先生とかはいたけど俺みたいな気抜けた先生は居なかったかもな…。

『俺はストレートに生きてるんだよ。いいんだよ、完璧な先生なんて目指してないから。悪かったな、俺が優しい先生じゃなくて。』

「私は、そういう先生の方が親しみやすいですし、好きですよ。」

あーら、照れちゃうねー。先生。

『んー？珍しく素直だな〜。ま、ありがとさん。』

俺は荒川の頬をふにふにと引っ張った。









￣￣￣￣￣￣￣￣(作者)なにこの普通の良い会話

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