一「甘々」 ページ24
黒猫様リクエストです。
ありがとうございます!!
アマアマッテ,デキルカナ…
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「殿オォォ!!!」
「信長様アァァ!!!」
何やら家臣共が集まっていた。
『うるさいぞ。何をしている。』
「き、帰蝶様…!!」
俺に気付くと、恐る恐る道を開けた。視線の先には信長が横たわっていた。
『は?』
俺は、信長の前にしゃがみ込んだ。
『信長。』
「ん…。」
小さく唸り声がして、心を落ち着かせる。
なんとなく自分の額と信長の額に手を当てる。
『熱い。風邪か。
誰か、医者を呼んでくれ。あと、信長を寝かせてやれ。』
「は、はっ…!」
何人かが信長を運んでいく。自分は気付かなかったが、不安で声が震えていたらしい。
「最近顔色も良くなかったし、仕方がないだろうな…。」
「感謝致します帰蝶様!」
『あぁ。』
______________
医者に診てもらって、疲れが溜まっているからとか、単なる風邪。とか言って薬を置いていった。
『俺が風邪引いたときはうつらなかったくせに。てめーも貧弱だろばーか。ざまぁ。』
静まりかえる部屋で、俺はなんともいえない気になる。待つのは好きじゃない。置いて逝かれるようで、ずっと待たされるのかと不安になる。
はぁ、と息を吐いたとき突然腕を捕まれ、俺は驚く。
『起きてたのかよ。』
「寒い。」
そう言うと、俺をぐっと引き寄せて、抱き締めた。顔、近い。風邪うつる。
『風邪うつるから腕放せ、あと薬飲め。』
「断る。」
面倒臭ぇ……。
いつもと違う若干熱っぽい目が俺の目を捕らえて放さない。信長は俺の首に顔を埋めて、チリっと痛みが走る。
『…っ、痛い…。』
口を放したかと思えば、耳を舐められて肩がピクリと跳ねる。
『…信長っ。』
抵抗はしなかった。
『…今日だけ付き合ってやるよ。』
風邪がうつるとかそういう心配も気にせずに。
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らのみぃ*@元むいちゃこ - はい!全裸で待ってます!(((やめろ (2020年11月15日 22時) (レス) id: bccfaf932b (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - むいちゃこさん» 返答遅れて申し訳ありません!!リクエスト了解致しました!時間かけるとは思いますが、気ままに待っていただけたら嬉しいです。 (2020年11月15日 1時) (レス) id: fe109e5f3f (このIDを非表示/違反報告)
らのみぃ*@元むいちゃこ - 肉の塊で吹きましたwww名前変えました!←どうでも良すぎて草 作者様にちょっとでも話しかけたかったなんて言えない、、、、。 (2020年10月15日 22時) (レス) id: eb7dbd103e (このIDを非表示/違反報告)
むいちゃこ - リクエストでーす!夢主くんの構ってちゃんと夢主くんのなんというか一日もうただひたすら信長に愛される的なのが見たいです! (2020年10月9日 23時) (レス) id: eb7dbd103e (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣@変態(プロフ) - 猫好きさん» ありがとうございます笑 (2019年2月16日 11時) (レス) id: c160c5901c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:大手裏剣 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時:2018年7月29日 10時