三九 ページ39
更新出来ず、ごめんなさい。
更新速度は遅くなりますが、3日に1回以上は更新頑張ります。
_______________________________
末森に火が放たれたらしい。信長はすぐに出ていったが、信行殿は放心状態で動けずに城に居た。
「それが信行殿の答えか。自分のおさめている村の者達を黙って見殺しにするのが答えか」
「もう…終わりです、何もかも…林や柴田の離反から決まってたんです…」
めっちゃネガティブじゃねーか。ちょっとは行く気になるかと思ったんだけどなぁ。
「誰がそんなこと決めた。信行殿がどれだけ現実逃避しても現実はなにも変わらんぞ」
「どうしてっ…そう諦めないんですか…?」
「諦めたら後悔しかないだろ」
俺の前世は後悔しかなかったけどさ。あんなに早死しちゃってねぇ…。まぁ、でも荒川は多分助かったし…。
「私…兄上のところへ行ってきます」
あんまりやる気は感じられなかったけど、まぁいっか。
「ああ、無事に帰ってくるのだぞ」
「はい…、あの、A様…」
「ん?なんだ」
少しもじもじとしていたが、やっと俺の方を見た。いつもの爽やかな笑顔で。いや、いつもより冷えきっていたような気がする。寒気がした。
「やはり、なんでもないです。では、あとで」
なんだよ、そーいうのなんか気になるよなぁ…。
「あ、ああ。」
なんなんだ。…嫌な予感するなぁ。
部屋に戻るか、と振り返ると荒川が背後に立っていた。誰もいないと思っていたから、身体がピクリと跳ねる。
「驚かすなよ…」
「ダメじゃないですか。先生、愛し合ってる人がいるんですから。あんまり、特定の人に話し掛けると、相手も勘違いしますし、信長さんに失礼ですよ。」
何を言うかと思えば…このアホ真顔で言いやがって…。
「俺は別に愛されてるわけじゃねえよ。あいつにとって所詮俺は、玩具だ玩具」
信長は確実に俺の反応を面白がってる。どうなの、アイツ俺が変に反応がいいから前なんて、とうとう俺の息子を膝でグリグリするわ、服の中に手入れるわ。なんなん!?発○期か!?○情期!!
俺は、どこぞの遊女かボケ!
「気づいてないですねぇ、信長さんもですけど。まぁ、信行さんには気をつけたほうがいいですよ」
「は?」
荒川はそう言うと俺の部屋に勝手に入って戸を閉めた。
「…いやそこ俺の部屋」
1212人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛之助(プロフ) - 安奈さん» その件は存じております、「乱」と記されていたこともあったので初期は乱丸としていますご了承ください。指摘が多かったので、後編の方では蘭丸に変更しました。ご心配ありがとうございます。 (2月21日 19時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - 森蘭丸のらんは花の蘭だったはずです。ご確認下さい。 (2月21日 19時) (レス) @page17 id: dd0f887606 (このIDを非表示/違反報告)
萩野千紗@別垢(プロフ) - うふふ…腐腐腐…尊い…腐腐腐腐腐… (2月10日 21時) (レス) @page37 id: 3c14d32f91 (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - あっ文の構成とか何までクソ好きです……オリジナル作品でこんなに良い作品初めて出会いました有難うございます(土下座) (1月21日 17時) (レス) id: 006bd7f18c (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 容音さん» 自分のプロフ見てみたら、通知出来ていないですかね…?説明が下手で申し訳ないです! (2021年5月17日 0時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:大手裏剣 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/10edaabbfe1/
作成日時:2018年6月26日 14時