５９話 ページ11
．
ドライヤーで髪を乾かされていると
幼少期のことを思い出して少し懐かしくなる
「(お母さんも髪乾かしてくれたな〜)」
小学生低学年の頃はお風呂から上がると
お母さんが髪の毛を乾かしてくれていたのだ
ほのぼのエピソードはそのくらいしか無いけど
「(いつから勉強一筋になったんやろ…)」
まぁ、そんなこと今はどうでもいいや
ここで過ごしていく上で必要ない事なんだから
Aは一瞬たりとも戻りたいとは思わなかった
？「はい、終わり」
「ありがとうございます」
ドライヤーで髪を乾かした後に丁寧に櫛を通す
？「僕はこれから仕事だから部屋に戻ってね」
「はーい」
銀髪男と一緒に部屋を出てAの個室に戻る
？「お休み、ちゃんと寝るんだよ」
「はいはい、おやすみなさい」
頭を撫でられてから部屋に入ると
真っ先にベッドに寝転びタオルケットを被った
「(…グルッペンさんに会いたい)」
そんな事を考え寂しくなりタオルケットに包まる
髪を乾かされている時点で眠たかったので
スマホをいじる間もなくそのまま眠りについた
Aが眠ってから数時間経っただろうか
個室の扉が開き仕事を終えた銀髪男が入ってくる
？「ごめんね」
寝ているところを起こさないように慎重に
首元に下がっているネックレスに手を伸ばした
指先が触れるとバチッと火花が散る
「ん…？」
慌てて手を引いた、起こしてしまったみたいだ
「なに…？」
？「寝てるか確認に来ただけだよ」
そう言い微笑むとAは寝惚けているのか
特に嫌な顔もせずに再び眠ってしまった
不用心だなと思ったが何もせずに部屋を出る
？「(やっぱりあの子は特別なんだな…)」
ネックレスを奪う所か触ることすら出来ない
でもAはネックレスの力に気付いてない
気付かれたら厄介だ,今の内に回収できれば良いが
？「全く、面倒事は勘弁して欲しいね」
国のお偉いさんから脅しともとれる文書が来た
あの子さえ手に入れば良いと思っていたが
研究所長を処分してもまだ厄介者が残っていた
？「(Ｗ国の奴らも動き出したみたいだし)」
この際ネックレスはどうでもいいし
国外逃亡して身を隠して生活するのも良い
明日か明後日辺りにＷ国の奴らが来るだろう
その前に身支度してさっさと逃げるしかない
研究所は部下達に任せ全て捨ててあの子と一緒に
Aさえ居ればそれで良いんだ
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アイス！ - ゼロちゃんがかわいかった！(泣)ゼロちゃんとは絶対別れたくないよね (2020年10月11日 15時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
アイス！ - あ〜、、、ふしぎな話☆ (2020年10月11日 15時) (レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメント、そして応援ありがとうございます！！新作投稿に向けて頑張ります！！ (2020年3月20日 10時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
つきみうどん - 神作品すぎません？？占ツクめちゃめちゃ久しぶりにみた初めの作品がこれだったのでもう本当に泣きました。うん泣きました()これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年3月20日 0時) (レス) id: d84db328f6 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - がんばりますっ！ (2020年3月7日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年3月1日 18時
