９話 ページ10
．
人は自分の死を悟った時まず衝撃を受ける
そのあと湧き上がるのは混乱か絶望だ
自分より強い相手に囲まれ武器は無いに等しく
スナイパーに撃たれ負傷していて絶望しかない
そんな中、彼女はまず笑顔を見せた
混乱でも絶望でも怒りでも後悔でもない
正反対の希望や喜びを表す笑顔を見せたのだ
子供のような無邪気な笑顔を向けられて
逆にこちらが困惑し疑問や不安感に襲われた
何故この状況で笑っているのか訳が分からない
グルッペンは彼女の笑顔を見て体が硬直した
久しぶりに底知れぬ恐怖を感じ手が震えていた
それと同時に興味が湧いたのである
死の淵に立たされ笑顔を見せる彼女に惹かれた
グ「よし、俺も探そうじゃないか」
グルッペンはそう言い立ち上がった
シャ「はぁ！？何言っとんねん！」
ト「駄目に決まってるやろ！！」
シャオロンとトントンが抗議するが
グルッペンは既にコートを羽織っていた
ト「(探しに行くのにロングコート！？)」
ロングコートで森に入るなんて正気か！？
グ「たまには良いじゃないか」
グルッペンはそう言い二人の間を抜け
総統室を出て行くので慌ててその後を追いかける
ト「危険や！」
グ「だから何だ？お前らも来るだろう？」
シャオロンが幹部全員に繋がるインカムで
直ちに捜索に参加するように緊急連絡を入れる
最初めんどくさそうな声が返ってきたが
グルッペンが捜索に行くと伝えると血相を変え
バタバタと幹部達が集まってきた
他の幹部達もグルッペンを引き留めようとするが
一切聞く耳を持たずに颯爽と森に向かって行く
そんなグルッペンを見てやがて全員が諦めた
全員の居場所を伝えるためロボロと大先生は
基地に残りエーミールは爆弾の処理をしている
それ以外の全員が捜索に参加することになった
森の中に入るとゾムが真っ先に足跡に気付く
ゾ「こっちや、血が垂れとる」
侵入者が歩いていった方向に血が垂れていて
草花達が踏まれて足跡がハッキリが残っていた
グ「コレは軍帽だな、彼女が被っていた」
地面に落ちていた軍帽を拾い上げる
足跡はまだ先まで続いていてさらに奥へと進む
ひ「あそこに誰がいない？」
周囲を見渡しながら先へと進んでいくと
開けた場所があり、ひとらんがそこを指さした
そこに着くと侵入者が木に寄りかかり座っていた
グ「見つけたゾ」
グルッペンは警戒することなく彼女に近付く
コ「そいつ死んでへん？」
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なんとなく(プロフ) - 琥珀糖さん» コメントありがとうございます。わざわざ教えて頂いて申し訳ないです…教えて頂いたサイトに確認して参ります。 (5月2日 20時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - なんとなくさん» 匿名R様とらう様ではなくすみせん。以前私も別サイトで同じような作品を見かけたことがありまして…。多分お二人様と同じものだとは思いますが…。プリ小説の、yukiさんという方の、「こんにちは、自爆テロしに来ました」だと思います。 (5月1日 22時) (レス) id: cf2e70fb38 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - 匿名R様、らう様コメントありがとうございます。返信が遅れてすみません、現在自分は他のサイトでは活動しておらず宜しければそのサイト名を教えて頂けると助かります。 (2023年4月12日 18時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
らう - 突然で申し訳ないんですけど、他のサイトにもこのような作品があるんですけど、主さん他のサイトでも活動していらっしゃるんですか? (2022年10月13日 15時) (レス) @page5 id: d093ea2b94 (このIDを非表示/違反報告)
匿名R - 初めまして、突然すみませんが別サイトにて似たような作品がありましたが、主様は別サイトでも活動などしておられますか…？ (2022年4月25日 19時) (レス) @page3 id: 368b9c4177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年12月15日 17時
