【d!】自爆テロ？了解です！

５話 ページ6

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まさか起爆スイッチ忘れてくるなんて…

人生最大のやらかしだよ、こっからどうすんの


私がスイッチを忘れたことを告げると
総統は一瞬ポカンとしてからゲラゲラ笑い出す



わ、笑うなよ！！

私だって忘れるとか思ってなかったし！！



想定外だ、私の予定が全て崩れた

総統室までたどり着ついてそのまま自爆して
この部屋ごと大炎上っていうシナリオだったのに

爆弾は持ってる、というか体に巻き付けてる


まさか、まさか起爆スイッチを忘れるなんて！


いや、ほんとただの大馬鹿者じゃん

爆弾を持ってスイッチを持ってないなんて
ただ爆発物を巻き付けてるだけのアホじゃん


書記長は私がどうしようか考えている間に
どこから持ってきたのか大きな剣を向けてくる



「ちょっ、ちょっと待ってください！」



なにか、何かないか！？

この状況を打破する突破口があるはず！！



「その剣で私を切れば爆発しますよ！」



そうだ、そんなデカい剣で切ろうものなら
爆弾に衝撃を与えてしまい大爆発するだろう

つまり私を切ることは出来ない！


しかし私を気絶させてその隙に爆発物を外し
処理されてしまえば待つのは死のみだ

絶対に気絶することは許されないぞ！！



起爆スイッチ無しで爆発させるには
とりあえず殴って衝撃を与えればいいかな？

殴るか叩くかして何とか爆発させよう



殴ろうとした時、後ろの扉が勢い良く開いた

驚いて飛び上がり慌てて距離を取る


立っているのは暗殺・潜入部隊隊長のゾムと

前線部隊隊長のシャオロンだ


やばい人達来ちゃったよ…！！！


書類を読んだのでこの2人がいかに強いのかは
よく理解出来ている、私やばいかもしれない…！


2人は私と体に巻き付けてる爆弾を見ると

瞬時に鋭い目付きに変わり武器を向けてきた



「(いや、これ詰みじゃん？)」



どうすんの、どうすんのこれ！！！

爆発物抱えたまま戦って勝てる相手じゃない！



「(あー！めんどくさい！！)」



自爆テロなんて引き受けなきゃ良かった

なんでこんな目に合わなきゃ行けないんだ！！


ヤケクソで爆発物をぶん殴ろうとしたとき
ナイフがこちらに向かって飛んできた

上体を逸らし回避する


ナイフは総統の方へと飛んでいくが
書記長がそのナイフを素手で払い落とした


え、剣で払うんじゃないんだ



じりじりと距離を詰められる



「近付いたら殴って爆発させます」



私がそう言うとピタリと足を止めた

よし、後はこのまま爆発させれば

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