２５話．激おこ ページ27
．
バタバタと忙しなく廊下を走り
礼儀であるノックも忘れて無断で総統室に入る
当たり前のように中には誰も居ない
エ「メモも何も残されてなかったんです…」
一緒に走ってきた大先生とエーミールも中に入る
「あの袋は何ですか？」
テーブルの上に置かれている白い袋を指差した
エ「机の下に隠されていたのを見つけました」
大「中身は茶葉やった…」
やっと泣き止んだ大先生が
鼻を啜り赤く腫れ上がった目を擦りながら言う
「茶葉？」
エ「はい、何故か全て捨てられていて」
何故か全て捨てられていた茶葉
いつもの店にそれを買いに行かされたA
そのタイミングでどこかへ向かったグルッペン
「…あの人、戦場に行ったんじゃ」
昨日、新兵器を使いたいとしつこく言っていた
だがAは了承してくれないので
出掛けた隙を見計らい勝手に戦場に行ったのでは
大「うん、グルちゃんならしそう(断言)」
エ「では向こうに居る方に連絡しましょう」
エーミールが通信機を使い
後衛に回っているコネシマに繋げて応答を待つ
コ『どないしたん？』
エ「そちらにグルッペンが来てませんか？」
数秒もしないうちに前線におるで、と言われた
コ『なんやあの新兵器使っとるわ』
ほれみたことか、やっぱり新兵器を使っていた
「総統様は通信機を持っていますか？」
コ『持ってる持ってる』
聞いてすぐに自身の通信機を
グルッペンに繋げようとするがそれは出来ない
何度試みても無機質な音が鳴るばかり
部屋の中を歩き回りながら
しばらく待ってみても繋がる気配すらなかった
「拒否してやがる…」
大「えーっと、A、ちゃん？」
フツフツと湧き上がってきたこの感情は怒りか
いや、それ以外に何があるのだろう
「(何も言わずに出て行って、着拒して)」
皆に心配かけて、大切な仲間を泣かせて
比べちゃいけないかもしれないけど
書記長は莫大な仕事を抱えてぶっ倒れてるのに
それなのに総統は新兵器を使うために戦場に出て
エ「Aさん、落ち着いてくだ」
言い終えるより拳が壁を破壊するほうが早かった
大「お、おぉ…」
思い切りめり込んだ拳の衝撃で
パラパラと壁が崩れてそれらの破片が床に散る
大「(ガチギレやん…)」
余りの怒気にエーミールと大先生は震え上がった
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俺 - 夜遅くですが、完結おめでとうございます！！！今日のうちに、最初から最後まで読ませていただきました。すごい面白かったですwww他の小説も興味が湧いてきました！！！関係ないですが、ハッピーハロウィン！ (10月31日 23時) (
レス) @page37 id: 93217855e3 (このIDを非表示/違反報告)
道産子軍出撃ィ！ - 完結お疲れ様でしたー！あと、おめでとうございます🎊！！ストーリーが面白く、表現も神っていて笑えるところなどがあり自分の中で最高の小説になりました！！本当にありがとうございました！！ (2023年2月15日 2時) (レス) @page37 id: c18e894fa6 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - まず、完結おめでとうござます！！！それからこの小説とてつもなく面白かったです！今まで見てきた中でもダントツで面白い！！これからも応援しています！ (2022年2月19日 22時) (レス) @page37 id: 7d2a741c78 (このIDを非表示/違反報告)
イェア - 総統かわよｗｗ 完結おめでとうございます! (2021年11月26日 17時) (レス) @page37 id: 08e1c3acf2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！！！！もうね、凄いわらいましたwww めっちゃ面白かったです！！！ また皆きますね！！！！！ (2021年3月6日 4時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年12月26日 10時
