１２話．飴 ページ14
．
近況をまとめるからと言われ
立って待つのもあれなのでロボロの隣席に座る
キーボードを指で叩く姿は普段とかけ離れていた
「(いつもあんなにうるさい((のに)」
ゾムやシャオロンに小さいといじられ
怒り大きい声を出しているところを見慣れている
なのでギャップを感じしばらく無心で眺めていた
ロ「…そんなに見られたら照れるんやけど」
こちらを見て、２人は目が合い
ロボロは照れた様子でまたパソコンに向き直る
「ロボロさん、かっこいいですね」
ロ「えぇ！？」
いきなり褒められて混乱したようで
赤くなった顔を隠そうといつもの布を手に取った
「それ着けたら画面見えませんよ」
ロ「あ、せやった…」
真っ赤に染まった頬を手で覆い
ジトーっと見つめられて思わず吹き出してしまう
ロ「笑うなや！」
「すみません、ロボロさんの反応が面白くて」
ロボロの顔は火が出そうなくらい赤い
顔ってこんなに赤くなるんだと謎に感心した
「おもろ」
ロ「何もおもんないわ！」
素の口調に戻ってしまうほど笑えば
ロボロは余りの恥ずかしさで背中をぺちぺち叩く
「いたたっ」
ロ「もう！怒るで！」
既に怒っているのでは？と思ったが
言葉にはせず未だ叩き続ける手を優しく握った
「すみません、もう笑いませんから」
ロ「ならええけど！」
ぱっと手を離してパソコンからメモリを抜きとる
ロ「はい、全部まとめてあるから」
「ありがとうございます」
USBメモリを受け取って頭を下げ、立ち上がった
ロ「せや、これあげるから手ぇ出して」
「？」
手の平を差し出すとそこに複数小さな飴が乗る
ロ「これな、昨日ゾムから貰ったんやけど」
上機嫌なゾムが渡してきたから恐怖を覚えらしい
ロ「あんま美味しくなかったから」
「不味いからお前が食べろってことですか…」
一つ食べてみて美味しくなかったので
他の人に渡すって、それ聞いたら食べたくない
「じゃあ私も一つ食べて他の人に配りますね」
ロ「おう、ぜひそうして」
飴について一応お礼を言って情報処理室から出る
さっそく包みから飴を取って口に入れてみた
「うげっ」
なにこれ、と声が出ても何ら不思議ではない
それほどこの飴は不味かった
「(総統様に食べさせてみよーっと)」
そう決めてポケットに突っ込んだ
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俺 - 夜遅くですが、完結おめでとうございます！！！今日のうちに、最初から最後まで読ませていただきました。すごい面白かったですwww他の小説も興味が湧いてきました！！！関係ないですが、ハッピーハロウィン！ (10月31日 23時) (
レス) @page37 id: 93217855e3 (このIDを非表示/違反報告)
道産子軍出撃ィ！ - 完結お疲れ様でしたー！あと、おめでとうございます🎊！！ストーリーが面白く、表現も神っていて笑えるところなどがあり自分の中で最高の小説になりました！！本当にありがとうございました！！ (2023年2月15日 2時) (レス) @page37 id: c18e894fa6 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - まず、完結おめでとうござます！！！それからこの小説とてつもなく面白かったです！今まで見てきた中でもダントツで面白い！！これからも応援しています！ (2022年2月19日 22時) (レス) @page37 id: 7d2a741c78 (このIDを非表示/違反報告)
イェア - 総統かわよｗｗ 完結おめでとうございます! (2021年11月26日 17時) (レス) @page37 id: 08e1c3acf2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！！！！もうね、凄いわらいましたwww めっちゃ面白かったです！！！ また皆きますね！！！！！ (2021年3月6日 4時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年12月26日 10時
