思いは重なり続いていく ページ7
キクトは悪い子じゃないんです〜…どうか嫌いにならないで…
・
「頼むよミミロル!」
「ミミッ!」
ボールを投げるとミミロルが元気よく出てくる
「行けボーマンッ…」
キクトがボールを投げようとすると、先程の傷だらけのボールからポケモンが飛び出してくる
出てきたのは__
「トォゲキィッス!」
「なっ!?」
トゲキッスが出てきて雄叫びを上げる
それと同時にキクトの顔が青白くなった
キクトはすぐにボールに戻そうとするが
「トォゲ!」
トゲキッスが入るまいと光を弾く
その瞳は決意がみなぎっていて、少しの心配が見える
この子はキクトのことを大事に思っているようだ
「トゲキッス…!早く戻るんだ!」
「トォゲキィィ!」
「…」
「ミミロ…」
「…そうだね」
相手の感情を読み取ったミミロルが私の目を見て訴えてくる
その目を見て、私も同じだと頷いた
彼は__キクトの本来の性格は昨日のような自己中なことを言うやつじゃないのかもしれない
だって…そんな性格のやつがあんなに優しい目でトゲキッスを見るはずがない
他のポケモン達もそう。他の2人と違って自分のポケモン達が攻撃を食らうたび、心配そうに見ている
きっと何か理由があってあんなことをしたんだろう
だからといってあんなことをしていい訳じゃないけど、全て否定するのは違う気がする
「ねぇキクト」
「なんだよ、今それどころじゃっ…!」
少し怒り気味のキクトに質問を投げかける
「今バトルしてて、楽しい?」
「は?急に何言ってるんだよ!」
「だって__今にでもプレッシャーに潰されそうじゃないか」
そう言うと、キクトは驚いた表情をして俯いた
やはり、先程から感じていた別の感情はプレッシャーだったようだ
そういえば昨日彼は、自分を大企業の御曹司と言っていた
「それで結局どうなの?楽しいの?楽しくないの?」
「…だろ…!」
「…」
「楽しいわけないだろ!!!!」
キクトが顔を上げて息を荒げながら叫んだ
その表情には苦痛しかなかった
「そっか…でも_」
私はトゲキッスをみる
トゲキッスはミミロルを睨み、絶対に負けないというやる気に満ちている
「どんな理由があろうと、ポケモンの思いを無下にしちゃいけないよ」
「トォゲェ…」
「…」
「君の話はあとでいくらでも聞く。そのプレッシャーの原因も昨日の行動も。だから今はバトルに向き合って」
私が話を聞くと言うと、彼の瞳が揺れる
私は彼に微笑んだ
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夢マロ(プロフ) - 犬の群れさん» wwwありがとうございます!頑張っていきます! (2024年9月21日 17時) (
レス) id: 7a48354fde (このIDを非表示/違反報告)
犬の群れ(プロフ) - 神作品をありがとうございます!ずっと何回も見てます!ずっと何回も見てます!シトロンとショータが出た瞬間口角が上がりすぎて表情筋が筋肉痛になりました!更新頑張ってください!更新いくらでも待たせて頂きます! (2024年9月21日 17時) (
レス) id: 5d8bed2a4a (このIDを非表示/違反報告)
夢マロ(プロフ) - ソーサレスオーシャンさん» すごく嬉しいです!がんばります! (2024年9月12日 16時) (
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夢マロ(プロフ) - みい・フローラさん» ありがとうございます! (2024年9月12日 16時) (
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夢マロ(プロフ) - かんきさん» wwwありがとうございます!がんばります! (2024年8月17日 5時) (
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作者名:夢マロ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/
作成日時:2023年6月25日 14時


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