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68_傘村折心【世界で救われたい】 ページ22

「あっ、居た!ゆーき、オズ〜!」

特にあても無いのにゆうきくんと駄弁りながら廊下をぶらついて、恐らく十数分。
前方の角からセツナちゃんが飛び出てきて、大声でオズ達を呼んだ。

此方に向かって大きく手を振るセツナちゃんの髪は、少し遠くからでもみつあみになっているのが分かり、さらに見覚えのない黒いワンピースを身に纏っている事もぱっと見て分かった。

オズとゆうきくんは思わず顔を見合せた後、二人して彼女の方へと駆け寄る。

「せ、セツナさん、どうしたの?」ゆうきくんが問うた。
「うん、お夕飯の時間になったから、皆を呼んでるの」

「そっか」と返しながら、至近距離に来て改めて彼女の風貌をまじまじと見つめる。すると、彼女もすぐにその視線に気がつき、嬉しそうに頬を綻ばせた。

「このワンピースね、零くんがくれたの。みつあみもしてくれたんだよ!可愛い薔薇の髪飾りでしてくれてね」

嬉しそうに饒舌で話すセツナちゃんから、『薔薇の髪飾り』という言葉が出てきて、彼女の結われた黒髪を視線で辿っていくと、確かに薔薇の髪飾りがあった。

「ねえ、こんなに可愛くてキラキラした格好…本当にセツナに似合ってるかな?」
「うん、似合ってるよ。カワイイ」

ほぼ即答だった。ちょっと適当感出ちゃったかな?個人的には、本当に似合ってるとは思う。

少し焦ったけど、目の前の彼女は気にも留めない様子で「良かったぁ」とぴょんっと跳び跳ねた。

そこでゆうきくんがはっとした顔で、「夕食だったんじゃなかった…?」とセツナちゃんに訊ねた。

「あー!そうだった!」
「それじゃ、早く行こうか。洋服の話は夕食の時に、零くんも交えて聞いてみたいかな」

何となくそう言うと、セツナちゃんが「零くんは来ないよ」と一言。

「え、なんで?」
「セツナには分からないけど…かいむーなら知ってるかも!」
「カイムさん?」ゆうきくんがおうむ返しにする。

「うん!かいむーは何だって知ってるんだよ!」

そこまで知ってるかは分からないけど…

「とりあえず行こうか、ゆうきくん」

まあ、知らなくても別にいいんだけどね。なんなら本人から聞けばいいし。

そう思いつつゆうきくんに話を振ると、彼も頷いた。

「セツナは他の人も呼んでから行く」
「うん、分かった」

セツナちゃんと別れて、リビングへと足を進める。実質戻ってるだけだと思うけど。

ぼんやりと思考していると、隣から声が掛かった。

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ニャ助(プロフ) - 更新しました。こんなに短くてすみません(><) (2020年5月4日 11時) (レス) id: 636a33148d (このIDを非表示/違反報告)
ニャ助(プロフ) - お久しぶりです!最近更新出来ずすみません…!更新してきます! (2020年5月4日 10時) (レス) id: 636a33148d (このIDを非表示/違反報告)
(=゚ω゚=)にゃあ - 更新しました。 (2020年3月23日 15時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
(=゚ω゚=)にゃあ - 更新します。 (2020年3月23日 14時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
春雨(プロフ) - 更新しました!オズはまだ行く先決まってないので、使って話を進めてもらって構いません! (2020年3月21日 23時) (レス) id: 55d503be78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:製作者一同 x他6人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年2月11日 22時

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