【小説】ゴミのような、二個目の僕らの世界。【本編】

89_宮崎零 【世界を救いたい】 ページ47

みんなが悩んでいる。

はっきり言って、
なにも決めてない。
これはただ
『冷え固まった地』
を揺がすため。
僕の力は所謂雑魚。
ココロのこと
しかできない。
おいカウンセラーって
言ったやつ表出ろよ。

_世界を救うっていうのは
こういうことなんだぞ？_

うるせぇ。
ちょいと黙れや。

_結局はなんにも
できないくせにね。_

は？知ってるわ。

_なに、諦めてんの？_

自分にはこのお粗末な脳で
手助け程度のことしかできないから。

_ははっ。_

なんで笑うの。

_…まぁ、君はまだ働けるよね。_

ふーん。で？
お前の契約書に
判子でも押せってか？
ブラック会社ですか？

_スルーして、力が欲しい？_

それで彼を助けられるならば
私は過去に後悔してしまう。
人を守る力を、救いを、
どうか私にくださいな。

_だったら、それ相応の
モノを出してもらわないと。_

あぁ、『また』か。

_今度はそのココロ、すべて僕に渡して？_

お前もう悪魔になれよ。
それにこれ以上自分を
複製したくない。

_ごっめーん！か弱い天使でーす！
それにぃ、君に拒否権はなーい☆_

は？(ガチトーン
あ、じゃなくて交代でしょ？(ﾊｧﾄ

_変わりようがすげぇ…
仕方無いからそうしてやるよ。_

最初から零と__は契約を結ぶ運命でした

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