【小説】ゴミのような、二個目の僕らの世界。【本編】

続き＿＿ m E m 0 r y ＿? ページ31

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＿＿昔から、感情や記憶は人間の敵となる。
“監視員”でいるために、“大人”になるために、多くのものを捨ててきた。




なのに、今更。




彼の透き通った白い髪が、細い腕が、色付いた頬が、



頭をよぎって、もうどうにもならない。



殺したはずの幼い子供が、『大人になんてなりたくなかった』と、大人の俺を殺そうとする。



ぐっと握りしめた拳の爪が、柔らかな皮膚に食いこんで傷を作った。




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比較的よく来るし、けして優しくはないけどなんだかんだわがままも聞いてくれるので子供たちから他の監視員よりは信頼されてたらいいなって思いながら書きました。笑

如月が｢貴様ら｣から｢君たち｣に呼び方を変えたら、怖い監視員から少しだけ優しい人に変わるいつもの合図だったり……。

七夜くんお借りしました。キャラ等間違っていたら申し訳ないです。
他にも名前は出していませんが子供たちの声が出ていますので、そこからセリフを取って使って頂けたら…！

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