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11話 ページ12

「羽宮様、酔いは冷めましたか?」
「さめてねーよ・・・クソ、マジできもちわりー」
「とかいいながらなんでテキーラ持ってんですか?」
「ああっなんだこれっ」


二次会場にて。ホテル内にあるラウンジで東京卍會、黒龍、天竺と別れておりさりは黒龍の所に行かせた。九井様に捕まりたくないので。まあでも悪い話ではないけれど上手く話に乗せられたなぁとバーテンから頂いた梅酒ロックを煽った。
二次会からはコンパニオンもお客様が良いといえばなんでもOKなのでiQOSを手に取る。

同じようにiQOSを手に取る羽宮様は頭を抱えながらももう片手にテキーラを飲んでいた。さっき灰谷様達が勝手に頼んで勝手に置いてったものだ。かく言う本人は経費で勝手にシャンパンのアルマンドを頼んでグラス片手にふざけ倒していた。なんなの??


「黒川様、次何を飲まれますか?」
「っあ゛ー・・・水」
「かしこまりました。」


グラスをバーテンに預け水を入れてもらう。ここが安全だと言わんばかりにそそくさと移動してきた鶴蝶様と黒川様と稀咲様と半間くんは隅で縮こまるように4人でお酒を嗜んでいた。黒川様の目線の先には男同士で野球拳をしてる斑目様と灰谷竜胆様だった。何が楽しいのだそれは。


「まじキメー、勘弁してくれよ」
「最悪ですねあれは」
「ばはっ、オメーがやれよA」

「あー、いいですよ」

「「「・・・マジ?」」」

上から黒川様、稀咲様、半間くんである。
私の言葉に一気に顔を上げたのは羽宮様と私のもう隣にいる松野様だった。

はい、私強いので。

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作者名: | 作成日時:2025年7月16日 13時

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