脇役の私が告白された件!![苺王子]

Episode34 ページ45

次の日の中休み

『んーー・・・』

腕を組んで悩んでいると、

さとみ「おーい。なーにやってんの？」

『あ、さとみ様………いっその事、さとみ様が選べば良いのに……』

さとみ「…????」

『あ〜昨日の文化祭の出し物でシンデレラの演劇する事になったじゃないですか？』

さとみ「うん。」ｺｸ

『それで、役分けしてるんですよね…』

さとみ「なるほど〜・・・んなら適当に選べば？」

『それがそうにも行かないんですよね…』

さとみ「????????」

『さとみ様って、王子役なんですけど…』

さとみ「え…マジ？聞いてないんだけど？」

『そう言えば裏で女子の推薦によって決まってましたね。』

さとみ「え…何。裏って何…てか勝手に決めないでよ！」

『まぁまぁwこの後は察して下さい……』

さとみ「んんん？」

さとみ様とは違って、みんなは分かったよね……

『さとみ様が王子役だと、シンデレラ役の女子が決まらないんです！』

そう！さとみ様が王子役になっては女子がすとぷりに近ずきたいが為、シンデレラ役が決まらないのだ！

さとみ「そうなの…？」

こいつ自分がモテる事知らない…

『そうです！とにかく、さとみ様は誰がシンデレラ役が良いとかってあります？』

さとみ「ん〜Aとか？」

何、女子がキュンとくる言葉言うかなぁ…絶対慣れてるよね…うん…

『ﾌﾌﾌｯ…私は文化祭実行委員なので、役はありましぇーん！』←

さとみ「げ…」
げって何…え…

『他は？無いんですか？』

さとみ「無い。」

『はい。即答ですね。』

真面目にどうしようかなぁ…うん。

さとみ「女子だからなぁ…あんまり仲良く無い人と演技するのは苦手なんだよね…うん…」

.


.


.


.



.


ん？女子だからなって言いました？

女子だから？

なら男子でも良いのでは？

『アァ!!!!!!!!!!!!』

さとみ「ビクッ…」

『さとみ様！さとみ様が1番仲が良い男子って居ますか！？』

さとみ「仲良い男子？…すとぷりとか…？」

『すとぷりの中でも1番!!!!!!!!』

さとみ「ころんとか…？」

『ころん様ですね！よし！2の1に今すぐ行きましょう！』

さとみ「え！？え！？どゆことなの！？」


さとみ様の言葉を無視して1組に向かった。

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