屋上。【桃】

33日目 ページ36

You side




さ「ねえ、？」


みんなと別れて、2人きりになった頃


『なんですか？』

さ「敬語。」

『あっ、なに？』




さ「最近、Aに触れれてないの」



朝、手繋いでたじゃないですか



『うん？』

さ「だから、家帰ったら、ハグしたい」


ハグ好きだね


『うーん。』

さ「だめ？」

『うん、いいよ』

さ「やった！」



うん、弟。







＿家





さ「(ギュー)」



部屋に入った瞬間ハグするの辞めてくれ。

と、思いながらも


すこし手をまわす。


さ「！っ////」



『さとみくん....？』

さ「な、なに？」

『ううん。いい匂いする.......』

さ「変態。」


『違うもん。』

さ「wwwごめんごめん。」



........いつまでハグしてるんだ



さ「あのさ。告白の返事。」

『え、あぁ.....』

さ「卒業まで待たないとダメ？」








さとみくん。


ごめんね。




もう答えは決まってるんだけど、









言える気がないかな。







勇気がないよ。





こんな、ダメ人間でごめんね。







ふと、頭に違和感があった。








大きな手。





あったかい。





胸の音がどんどん高鳴る。







嗚呼



やっぱり。








好きだ＿＿＿＿＿＿＿＿

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