8つの別れ��Byもりやん ページ8
一花｢え？どうしたの？三玖、助けて欲しい？｣
暁斗｢何してんの…｣
良太郎｢クソ、陸上部の奴らがもうすぐ合宿に出発しちまう、ったく、試験前だってのにとことん勉強を疎かにしやがって…｣
五月｢どうしましょう、直接お願いしに行きますか？｣
一花｢ごめん三玖こっちも手が話せなくて｣
良太郎｢待て一花姉さんいい作戦を思いついた｣
三玖との電話を切ろうとした良太郎が一花に話しかける。
良太郎｢丁度いいそのまま三玖姉さんを連れて来てくれ｣
暁斗｢あー、なるほど…｣
一花｢でも…｣
慎之介｢早く！｣
一花｢…分かった！待ってて！｣
暁斗｢やっぱし兄弟で考えること一緒だな｣
良太郎｢全くだ…バーサーカーの兄上も悪知恵が働く様になったな｣
暁斗｢それ、久々に聞いたな…｣
慎之介｢よっしゃ！それじゃ、いっちょ｣
3つ子｢荒らしてやろうぜ！｣
五月｢どう言う事ですか？｣
良太郎｢入れ替わり、得意技だろ｣
五月｢わ、私は少し苦手です…前に一花の真似をした時も心臓バクバクで…｣
良太郎｢だから三玖姉さんを呼んだんだ、到着したら五月姉さんの着てるジャージを着てもらう｣
そう言って3つ子は悪い笑顔をした。
良太郎｢となると本物の四葉姉さんを連れ出さないとな、ってやばい！出発しやがった！｣
暁斗｢追いかけるぞ！｣
慎之介｢でもどうにかしないと…あっ…｣
五月｢え？｣
五月の頭にうさ耳リボンが括り付けられた。
五月｢あははは｣
3つ子全員不安しか感じてなかった。
五月｢一身上の都合により退部を希望します｣
良太郎｢違う、もっとアホっぽく｣
良太郎による四葉オーディションが開催された。
五月｢無理です！こんな役目もう辞めたいです！｣
良太郎｢そう！それだ！｣
慎之介｢作戦は…｣
良太郎｢俺も腹を括るか…｣
暁斗｢あー、なるほど｣
慎之介｢五月姉さんもう準備しといて｣
五月｢え？｣
良太郎｢それじゃ、セリフ頼んだぞ2人とも｣
慎之介｢任せろ｣
暁斗｢了解｣
暁、慎｢盗難だー！盗難してるぞ！｣
四葉｢そこの人ー！止まりなさーい｣
｢中野さん！？｣
良太郎(かかった！今だ五月姉さん…俺が捕まる前にな…)
五月(なんと言う捨て身の作戦！)
暁斗｢今だ五月姉さん！｣
五月｢はい！｣
そう言って五月は陸上部の元へ駆け寄った。
五月｢ハァ、ハァ、あはは…逃げられちゃいました｣
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作者名：チヒロ『幽旡』『由木』
作成日時：2020年2月29日 21時
