悩みByもりやん ページ32
暁斗「取り敢えず場所を変えよう、どこかに座る場所あったよね?」
暁斗は場所を移動して五月に変装した誰かと話したと話を始めた。
暁斗「それで話って?」
「あなたは私達の事をどう思ってますか?」
暁斗「どうってもちろん大切な姉さん達だよ、かけがえのない家族だよ」
「そうじゃなくて、女性として…どうですか?」
暁斗「えぇ!?じょっ女性としてって…」
顔が熱くなるのを感じる。
暁斗「そりゃ、もちろんその…凄く魅力的だと思うよ、皆美人さんだし…それに皆優しいし」
一息吸って皆それぞれのいい所を言い始める。
暁斗「一花姉さんは明るくて、周りを良く見てて大人な感じで、それでもたまにドジを踏むそんな所が魅力的だと思う、ニ乃姉さんは家族思いで真っ直ぐで、優しさいけど素直になれない所が魅力的だと思う、三玖姉さんは静かだけどたまに見せる笑顔とか、楽しそうな表情が魅力的だと思う、四葉姉さんは元気で周りを笑顔にしてくれて、優し過ぎるくらい優しい所が魅力的だと思う、五月姉さんは皆の事を考えて、不器用で真っ直ぐな所が魅力的だと思う」
目の前の変装五月が赤くなっている事に気が付かずに続きを言う。
暁斗「本当に魅力的だと思う、でも姉弟だから…姉さん達をそんな目で見たら失礼だし、それに姉さん達が少なくとも俺をそんな風には見てくれないと思う」
「そんな事無い…ですよ」
暁斗「あるよ、俺なんて…そんなにイケメンじゃないし性格も良くない…」
「そんな事無い!」
暁斗「え?」
「私達に優しくしてくれた!皆に色んな世界を見せてくれた!それに、皆を良く見て信じてくれた!それに何より…ブレイクダンスしてる時…凄くカッコよかった…」
お互いに我に返り赤くなる。
しかし変装五月から思わぬ挑戦状が出された。
「最終日、大広場で待っています…だから、私の正体を当てて見てください」
暁斗「え!?どうして?」
「私があなたに当てて欲しいからです」
暁斗「…良く分からないけど分かった…絶対に見抜いてみせるよ…」
こうして約束は成立した。
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作者名:チヒロ『幽旡』『由木』
作成日時:2020年2月29日 21時