暗殺一家の秘密のお話 ページ26
.
俺、姉貴がいたんだよ。たった一人の優しい姉貴。他はみんな兄貴とか弟なんだけどさ。
その姉貴は俺に普通に接してくれてたんだ。一緒にゲームしたり、お菓子食ったり、兄貴に二人で意地悪してみたり。
俺、すっげー好きだったんだ。姉貴の事。
でも俺が…9歳の頃だったかな。姉貴の誕生日に、姉貴が急に消えちまったんだよ。
一番上の兄貴とか大暴れでさ。勿論父親も母親もだったけど、比にならないくらい。
そんな兄貴を治めながら俺の家総出で捜索したんだけど、見つかんねぇんだ。
それからもう俺は放心状態。
元々俺、姉貴を目標にしてたんだ。
俺の姉貴、すげぇんだぜ？笑
蹴りで地面割ったり、あー…俺んち重い扉があんだけど、そこのレベル7まで涼しい顔して開けれるし、人を殺す時も血とか一切出さずに綺麗に殺すんだ。一緒に仕事に行ったときなんかはもう最高。姉貴の暗殺技術をどうにかして盗もうと必死だった。
そんな目標が消えたとき、どうすればいいか分からなくなって。
それに父親も姉貴を探しに行ってたからさ、自分で修行するしかなかったんだ。
でもどうしても気分が上がらなくて、事あるごとに姉貴の部屋に行ってた。
そしたらさ、俺の名前が書いてあるノートがあったんだ。
中を見てみると、日付が書いてあって、その下に「今日はキルアと特訓した。キルアはめちゃくちゃ天才！いつか私を超えてほしい。大好きな弟にはもっと頑張ってほしい」って書いてあってさ。
俺、思わずうるってきてさ。だっていつも褒めてくれないんだぜ？笑
クールな姉貴の本心を知ってから、あぁ、今どこかにいる姉貴のために頑張らなきゃって思って、頑張ったんだ。
そしたらみんな、姉貴が見つからなかったら、俺が当主だ、なんて言い出してさ。
俺だって分かってた。姉貴は見つからないかもって。
でも、それでも姉貴の立場を俺が奪うなんて出来なくて、俺の中での次の当主は姉貴で。それは今も変わらない思いで。
それに対して姉貴についてなんやかんや言う奴らにムカついて、姉貴が居なくなってヒステリーになった母親と兄貴刺して家出したってわけ。
んで、俺の家出の目的は、姉貴を見つけること。
.
hit数1000超えありがとうございます😊
あと関連一位も！ちなみに二位も私の作品です。光栄ですね。
お星様ぽちっと押してねん。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メロンパン18号 - 好感度系の作品をH×Hでやってくれるなんて…主様ありがとうございます！読ませていただきます！ (2023年4月3日 14時) (
レス) @page39 id: fd8275b1aa (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - もさん» まじですかありがとうございます！！！！ (2023年3月22日 15時) (レス) id: 57f453a332 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - 最高…！ (2023年3月22日 10時) (レス) @page40 id: f3ac1f4c1b (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - ぽちゃ子さん» うわぁ！嬉しいです！！！ありがとうございます！！！頑張りますね！！！ (2023年3月22日 8時) (レス) id: 57f453a332 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃ子(プロフ) - 文章が読みやすくて内容がスルスルと頭に入ってきました！！頑張ってください！！ (2023年3月21日 22時) (レス) @page33 id: a18afddbb5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふぃあろ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/
作成日時：2023年3月18日 20時
