あの日 ページ17
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ヒソカside
あの蹴りを食らうまで、全く存在が分からなかった。
僕が感知できないほどの絶のレベルの高さ。そして蹴る時に少しつま先を上げる癖。
直感で、Aだと思った。
年が近い僕らは、いつからか仲がよかった。
彼女はイラつくとすぐに僕の股間を蹴ってくる。そんなAの約三年ぶりの蹴りに、多少の懐かしさを感じてしまった。
痛いけど…♦
何十回も蹴りを受けた僕だ。間違えるはずがない。
「A………」
あのつんつん頭の少年と話すフードを被った女性。
最初の違和感が、確信に変わった瞬間だった。
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彼女、A＝ゾルティックが行方不明になったのが約三年前。
肌寒い日だった。
その日は彼女の誕生日で、僕はコッソリとプレゼントを渡しにAの自室を訪れた。深夜3時を過ぎた頃だった。
窓から侵入しようと屋敷に近づくにつれ、違和感を感じた。
いつもこの時間消えている明かりが、全てついているのだ。
言うなればそう、異様。
その光景に、一人首をかしげていれば、イルミから連絡が来ていた。
「もしもし？♦キミの家、どうし…」
「Aが消えた」
「…？♠」
「Aが消えたんだって言ってるだろ！！」
あのイルミが怒鳴った。
これは本気だと悟り、驚きから携帯と、そして用意していたプレゼントの指輪を落としていた。
それから僕は、世界中を飛び回り探した。イルミも、そして蜘蛛も。
けれど探せど探せど見つからず。
イルミはイライラからある大企業を皆殺しに、蜘蛛は国一つを崩壊させ、Aロスは僕たちに大きな影響を与えた。
あの銀髪をまた触りたい。あの綺麗な瞳で僕を見て欲しい。あの冷たい手でまた触れて欲しい…。そして＿
『ヒソカ？』
その麗しい唇で、世界一嫌いな僕の名前を呼んで欲しかった。
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メロンパン18号 - 好感度系の作品をH×Hでやってくれるなんて…主様ありがとうございます！読ませていただきます！ (2023年4月3日 14時) (
レス) @page39 id: fd8275b1aa (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - もさん» まじですかありがとうございます！！！！ (2023年3月22日 15時) (レス) id: 57f453a332 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - 最高…！ (2023年3月22日 10時) (レス) @page40 id: f3ac1f4c1b (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - ぽちゃ子さん» うわぁ！嬉しいです！！！ありがとうございます！！！頑張りますね！！！ (2023年3月22日 8時) (レス) id: 57f453a332 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃ子(プロフ) - 文章が読みやすくて内容がスルスルと頭に入ってきました！！頑張ってください！！ (2023年3月21日 22時) (レス) @page33 id: a18afddbb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぃあろ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/
作成日時：2023年3月18日 20時
