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4話 ページ5

宿儺「ったく。
いつの時代でも厄介な者だな。
呪術師という者は!」

五条「…8・9・10」

宿儺「まただ。乗っ取れない。
この虎杖とかいう小僧、何もん…だ」

虎杖「おっ。大丈夫だった?」

五条「驚いた。ホントに制御出来てるよ」

虎杖「でもうるせぇんだよな。アイツの声がする」

五条・妖狐『それで済んでるのが奇跡だよ(よ)』

A「そうなの?妖狐」

妖狐「そう。普通は死んでも可笑しくないの。あの子

A「まぁ確かに。まさか特級呪物を食べるとは!

妖狐「感心しないの!」

A「うっ…ごめんなさぁい」

妖狐「まったく」

伏黒「何したんですか」

五条「気絶させたの」

五条・妖狐『これで目覚めた時、宿儺に身体を奪われていなかったら彼には器の可能性がある(わ)』

A「器…」

五条「さて。ここでクエスチョン!
彼をどうするべきかな?」

伏黒「仮に器だとしても呪術規定に乗っ取れば
虎杖は死刑対象です。でも…死なせたくありません」

A「私も恵の意見と同じ!」

五条「2人とも私情?」

伏黒・A『私情です・はいっ!』

伏黒「何とかしてください」

五条「可愛い生徒の頼みだ。任せなさい」



五条「てなワケで君・・・死刑ね」

虎杖「回想と展開が合ってないんだけど」

五条「いやいや。これでも頑張ったんだよ。
死刑は死刑でも執行猶予がついた」

虎杖「執行猶予。今すぐじゃねぇってことか」

五条「そっ。
でも安心して君以外にも執行猶予がついた子が
もぅ1人居るから」

虎杖「もぅ1人?」

五条「うん。君はもぅ会ってるでしょ。
恵と一緒に居た女の子」

虎杖「えぇ!?あ、あの子も死刑なの?か、可哀想」

五条「そぅ。彼女の身体の中には九尾が居るんだ。
知ってる?九尾??」

虎杖「九尾って確か尻尾が沢山ある大きな狐だろ?」

五条「そう。しかも特級呪霊ときたもんだからさ。
上は殺せと煩くてね。でも彼女の能力は一段と高い。
使いようによっては味方にした方が良いと考えた。
だから話した結果…執行猶予付きになったんだ。
ホント上は困ったもんだね(ニコッ)」

虎杖「先生も大変なんだな」

五条「そうだよ?僕は大変なの(ニコッ)
で。君の説明だけど…」



五条「君には今2つの選択肢がある。
今すぐ死ぬか・全ての宿儺を取り込んでから死ぬか」

〜呪術高専〜

狗巻「しゃけしゃけ!!」

A「棘〜(ギュウ)」

伏黒「あっ。狗巻先輩…お疲れ様です」

狗巻「しゃけ!」

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作者名:優菜 | 作成日時:2020年12月27日 20時

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