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瓏side

ブオンッッ

『ッうおっ!?あっぶね!』

先輩「チッッ!避けてんじゃねえよ!!オラアッ!!」ブンッッ

先輩が思い切り振ったバットが俺の頬をかすった。


俺たちは今先輩と絶賛喧嘩中である。


先輩「オラオラ!もっと近くに来てみろよ!!」

いつもは手ぶらのくせに今日は武器持ちだから迂闊に近づけん…!直ぐに片付けんのは無理そうやな…

『玲衣!俺が先輩の注意逸らしとくからお前はどうにか隙を突いてくれや!((ボソッ』

玲「!…おっけー、任せろ!」ダッッ

不意打ちだけで簡単にいければええんやけど…

先輩「おおっと!そんな直ぐにやられるかよ!!!お前らの動きはわかってんだ!」

カキィィンッッッ!!!

玲衣「クッ…!」

何!?彼奴玲衣の蹴りを止めやがった!さては先輩今までの俺らの動き観察してやがったな…!?
クッソ、雷華はよう来てくれへんかなぁ…雷が来てくれればなんとかなりそうなんやけど…

俺らが苦戦してる中、ある一人の人物の影が現れた。
そいつは勢いよく飛び出して来たかと思ったら先輩に殴り掛かった。

先輩「い”っっ!?誰だ!?」

???「先輩〜楽しそうだね僕も混ぜてよ♡」

この声ッ!雷華や!!ええ所にきてくれたわ!ニッコニコの笑顔で殴り掛かるのはどうかと思うけど!!

雷華は武器を持っている人間を見ると興奮する癖があるからな。流石変態。

雷華「何でこんな楽しそうなイベントに誘ってくれなかったの?電話してくれたら飛んで来たのに」

『「お前キモ」』雷「え〜酷っ」

『そもそも!お前喧嘩の時性格変わり過ぎやねん!特に相手が武器持ってる時!!』

玲「しょうがないこいつは変態だから」

雷「二人とも酷い」

ホンマに危なっかしいな雷は…玲衣も俺も少し疲れて来てたし、来てくれたのは助かったけどな。

あ、そういえば先輩の事忘れとった。空気と化しとる。

先輩「お前ら俺の前で呑気に話してるんじゃねえ」

雷「分かったからそんなに怒ん無いでよ」ニコニコ

なんかさっきから雷華ニヤついとらんか?先輩も少しビビっとるし。大丈夫か?
けど雷華、油断してると危な…!!

ドガンッッッ!!

先輩「さっきのお返しだ!」

あ”〜ッ!言わんこっちゃねえ…!雷華の馬鹿ッ…!!

雷「チッ、……よ」ボソッ


…あれ?雷華キレてね?これは先輩死んだな…

こうなったら雷華のことは止められへん!後は雷華に任せよう!!(他人任せ)

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作者名:moka x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bokuno/  
作成日時:2022年3月20日 20時

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