〜186〜 ページ39
その後、私は眠るように気を失った
目が覚めたのは夕方で
『ん.....何時...』
「A姉!!!」
体を起こした瞬間、誰かに抱きつかれた
黒髪の2人...って
『理央!!?波!!?なんでいんの!!?』
私の従兄弟で、1つ下の双子
兄の理央と妹の波
「A姉さんが大怪我したって連絡来たんだ!!僕達、学校が創立記念日だから休みで...」
『いやいやいや、そうじゃなくて...』
「理央と明日香ママのとこに遊びに来たの!!そしたらA姉が大怪我したって電話かかってきたから飛んできたの!!」
『そうなんだ...お母さんも来てるの？』
「来たけど...A姉が起きる前に倒れちゃって...今、ロビーで休んでる」
『倒れたって...なんで.....』
「足だよ...」
理央に言われ、思い出す
ゆっくりと視線を右足の方へ
膝から下が無くなっていた
『.......そっか』
「A姉の足、もう動かないからって...神経がダメになってて、もう...」
『波、泣かなくていいよ。こうなるのは分かってたし』
「分かってたって...どうして...」
『雄英高校の...USJ事件。知ってるでしょ？私達のクラスが連合の襲撃に遭った事件』
2人が頷いたのを確認して
『あの時、両ふくらはぎが後遺症で歪んだ。それから、また同じような大怪我をしたら、もう治らないって言われてた』
「A姉さん.....」
『それにこの足の分は頑張ったと思うし、悔やんでないよ』
「A姉ぇ.....」
『私は大丈夫だからさ。悪いけど、お母さんをお願い。今は、会ってほしくない』
お母さんは私がヒーローになるのを反対してる
でも、私が決めた事だって分かってくれてるから
何も言わないで応援してくれてる
理央と波はまたすぐ戻って来るからと言って病室から出て行った
それと入れ替わるように、相澤先生が入ってきた
『相澤先生.....怪我、酷くなさそうで良かった』
「人を心配出来る立場か、お前は...」
『あ、そっか。まぁ覚悟はしてたから』
「睡間」
いつもより少し低い声で呼ばれた
そして相澤先生は
私に向かって深く頭を下げた
「すまなかった...まともに歩けるはずない状態だったのに玄野と戦わせた。右足を失ったのも、俺のせいだ」
『ちょ、右足は自業自得で先生のせいじゃないから!!頭下げんのはやめて!!私が勝手にやった事だし...』
「だとしても俺にだって責任はある。それだけは謝らせてくれ」
私はただ、泣きたくなった
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リンドウ(プロフ) - ルールリさん» 失礼しました。見つけた部分は直したのでまだ残っていたら教えてください。ありがとうございます。 (2019年4月25日 22時) (
レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
ルールリ - 通形の形がさ、違うのよね (2019年4月25日 21時) (レス) id: 35399f5c19 (このIDを非表示/違反報告)
沙凪(プロフ) - 環もやしが環、もやしってことかと思ったバカがここに！ (2018年7月20日 1時) (レス) id: c3b10b66ef (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 柚子sherbetさん» そう、謝罪なんていらないんだ...!!!そんな為に自分を捨てたわけじゃないのにっていう心の叫び。こういう感じ本当大好き←先生には責任感じてこれからもちゃんと一緒にいてくれるよね、きっと!!従兄弟達全員は出せなかったな... (2018年4月20日 7時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - ああぁぁぁぁぁ…聞きたいのは謝罪じゃないのに…謝罪じゃないのに相澤先生！先生としてヒーローとして、謝罪すべき立場にあるんだと思うと辛い…自分の所為とか思ってそうで辛い…睡間ちゃんはそれでも覚悟して行動して、その結果だから…それはそうと従兄弟達可愛い (2018年4月19日 23時) (レス) id: 0cedae328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年2月14日 0時
