〜139〜 ページ41
『ねぇ、先生好き。聞いてる？』
「聞いてる」
『じゃぁ何回好きって言った？』
「13回」
『.....ごめん、私が数えてない』
「んなくだらねぇ事してる暇あんなら寝ろ」
『ん、無理』
無理でもないけど、何となく寝るのは勿体無い気がしてる
『折角さ、先生といられるのに』
「学校でも会えんだろ」
『それとこれとは違うじゃんか』
「何がどう違うんだか...」
ベッドに戻され、横になる
『.....私さ、間違ってるのかな』
「間違ってる？」
『今日、仮免試験前にMsジョークと先生、仲良さそうだった』
「あいつとは何もない。ただ事務所が近かっただけだ」
『いやさ、そこじゃなくて...ほら、あの人、先生に結婚しようって冗談言ってたじゃんか』
「所詮が冗談だ」
『あれ聞いた時、なんで先生のその、好きな人が私なのかなって』
「そんなの俺が聞きたい」
『なんで!?』
バッと起き上がると、先生に落ち着かせるように寝かされた
「不思議だよな。俺の目の届く範囲に必ずお前がいた」
『理由になんないじゃんか...』
「言い方を変えれば...俺がお前を見ていたって意味にもなる」
『ストーカー』
「ふざけんな。お互い様だろ」
『バレてた...』
「そうだったのか」
『カマかけたの!?それって教師としてどうなのさ!!』
またバッと起き上がって
また戻された
別に横になる必要ないよね...
『先生。先生ってさ、運命とか胡散臭いの信じる系？』
「...信じてると思うか？」
『全然』
「ご名答。微塵も信じちゃいねぇよ」
『私も同じ。でもね、先生好きになってから思うんだよ。あ、運命ってあるのかもって』
「なら、その運命とやらも随分酷だな。本来なら叶わないはずなのに」
『その本来が無くなるから運命なんだよ。まぁ、そんな事言いたいわけじゃないけど』
私が運命について話を持ち出した理由は別にある
これはかなり前から思ったいた事
『.....私、先生の事好きじゃなくなっても、また好きになるような予感がしてる』
「何アホな事言ってんだ」
『予感がしてるの』
「熱にでも浮かされてんのか？」
『失礼な。真剣に考えてたの』
私にとって相澤先生はただの憧れで、ヒーロー目指す理由で、担任
そう、憧れで、私の理由
なら...
私がヒーローになる為には
相澤先生に恋をしてはいけなかったのかもしれない
リスペクトだと言いつつ、目標に近づく為に私が動いている事
私は...相澤先生に依存しているんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハゲポン(プロフ) - めちゃ面白いです！ (2018年8月2日 16時) (
レス) id: e12b05bd84 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クロムさん» 訂正してきました。ありがとうございます。 (2018年7月15日 11時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - 夜嵐イサナじゃなくてイナサですよ (2018年7月15日 10時) (レス) id: bb638616b1 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 妃薫。さん» 存分ににやけていってください！！楽しんでいただけて(？)良かったです！！ (2018年2月9日 19時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - AZWさん» 直しておきました！！教えていただき、ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 19時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年1月13日 17時
