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【相澤先生の捕縛布が自在に動く原理については私の勝手な妄想です】
それから何度か捕縛布の試作品を試し、ようやく自分に見合うものが出来た
まぁ...ワイヤーになったけど
問題は使いこなせるか否か
しっくりくるんだよ
でも使いこなせない
正確には使い方がイマイチ分からないんだよね
パワーローダー先生が言うには、その手の人間に直接習えとのこと
なので
『捕縛ワイヤーの扱い方教えて』
「.....お前はどこまで俺をパクるんだよ」
『そこはリスペクトって言ってよ』
私用に作られたのはアームカバー型の捕縛ワイヤー
瀬呂のテープみたいに手首から飛び出るタイプ
ワイヤーと言いつつも、ピアノ線のように細すぎるものではない
丈夫だし、人に巻き付けても皮膚が切れるような心配の全くない安全性に特化した太めのワイヤー
相澤先生の捕縛布を縦に四分割したら出来そうなくらいの太さ
『ワイヤーとはいえ、一応使い方は先生の捕縛布と同じだからさ』
「使い方ねぇ.....感覚としか言いようがないんだよ」
『感覚って...そんな無茶な。先生のって別の生き物みたいに動くじゃんか』
「その原理は分かるか？」
『いや、全然』
「この捕縛布に何が編み込まれているか...答えろ」
突然の質問
相澤先生の捕縛布.....含まれているのは...
『炭素繊維と特殊合金の鋼線、その他諸々』
「そう、その特殊合金に答えがある」
『答え？』
「まず、"個性因子"ってモンの存在を頭に入れとけ」
個性因子...
初めて聞く単語に首を傾げる
「基本となる人体に＋αされた特別な仕組みが個性。その＋αを一括りに個性因子と呼ぶ」
『要は個性因子って、水道管の元栓みたいなもの？』
「そういう事だ。俺の個性はその元栓を締めるって思えばいい」
『で、その個性因子が何？』
「この捕縛布に編み込まれる特殊合金はその個性因子に反応して動く。自在に操るなら、まずは個性を完璧に自分のモノにする事だ」
『...うん？』
「今のお前でもその捕縛ワイヤーを動かすくらいは出来るだろ」
ワイヤーが動くようなイメージを頭に浮かべる
こう、ふわふわっと
すると、腕からのろのろとワイヤーが出て浮いた
かと思えば落ちた
あれ？
『全然上手くいかない...』
「まぁ、最初はそんなもんだ。少しでも動けば話は早い。発現したばかりの個性を完璧に使いこなせるわけねぇだろ。それと同じだ」
『ひたすらに練習ってか...』
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ハゲポン(プロフ) - めちゃ面白いです！ (2018年8月2日 16時) (
レス) id: e12b05bd84 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クロムさん» 訂正してきました。ありがとうございます。 (2018年7月15日 11時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - 夜嵐イサナじゃなくてイナサですよ (2018年7月15日 10時) (レス) id: bb638616b1 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 妃薫。さん» 存分ににやけていってください！！楽しんでいただけて(？)良かったです！！ (2018年2月9日 19時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - AZWさん» 直しておきました！！教えていただき、ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 19時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年1月13日 17時
