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寮の外、といっても中庭
そこにあの5人とお茶子、梅雨ちゃん、私の8人が出てきていた
『ありがとね、お茶子』
「ううん、気にしないで」
『ま、お茶子から聞いたように梅雨ちゃんから話したいことがあるんだよ。私はオマケ』
「ケロ.....私、思ったことは何でも言っちゃうの」
それから梅雨ちゃんは部屋で私に話したことをまとまってないと言いつつもスラスラと話していた
「なんて言っていいのか分からなくなって、皆と楽しくお喋り出来そうになかったのよ。でも、それはとても悲しいの」
また梅雨ちゃんは涙だけを流していた
『ハンカチ使って』
「ありがとう.....それで、まとまらなくてもちゃんとお話して、また皆と楽しくお喋り出来るようにしたかったの」
「梅雨ちゃんだけじゃないよ。皆、すんごい不安で、拭い去りたくて、だから...」
『ごめん、お茶子。いい話で終わらせる前に...』
私は5人に向き直って
『とりあえず、5人。歯、食いしばれ』
キョトンと、全員の顔が変わった
うん、分かってた
『なんというかさ...私も私で変わったんだよ。5人が行ったって話を聞いた時も、こんなに悲しくて苦しいんだなって思った』
被害に遭ってたかもしれない
そのときに焦るって事が分かってきた
『私は梅雨ちゃんと違って言葉で解決ってのが今は無理なんだよ。私の時とは違って、事後なわけだからさ』
「Aちゃん、何するつもり...？」
『ん、全員1発殴ります』
顔に笑顔を浮かべながら拳を握る
女子だろうとやるよ、私
『はい、並んで』
「ちょ、待て、睡間。俺らは分かる。でも八百万はやめてやれよ!!歯ってことは顔だろ？女子同士でも流石に顔は...」
「いえ、切島さん。ちゃんと制裁は受けますわ。これがAさんからのケジメですから...」
『大丈夫。そんなに強くしないから』
八百万、轟、飯田、緑谷、切島の順で1発ずつ顔にグーパン
既に赤くなっている
『よし、私のやること終わり』
「Aちゃん、それはいいのか悪いのか分からないわ...」
『いいの。除籍処分ってこれより痛いよ？』
「と、とにかくさ、これからもまた皆で笑って...頑張ってこうよ!!」
『Plus ultra!!ってね』
和解は出来た
次の日、先生から5人の頬に貼られたシップに対して指摘をされるのは言うまでもない
だがあの場にいた誰もが何も言わなかったので、私がやったと思われることは無かった
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ハゲポン(プロフ) - めちゃ面白いです！ (2018年8月2日 16時) (
レス) id: e12b05bd84 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クロムさん» 訂正してきました。ありがとうございます。 (2018年7月15日 11時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - 夜嵐イサナじゃなくてイナサですよ (2018年7月15日 10時) (レス) id: bb638616b1 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 妃薫。さん» 存分ににやけていってください！！楽しんでいただけて(？)良かったです！！ (2018年2月9日 19時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - AZWさん» 直しておきました！！教えていただき、ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 19時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年1月13日 17時
