今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:18,326 hit
小｜中｜大
⭐︎78(翔太side) ページ35
.【翔太side】
3月25日
Aの誕生日だからだろうか。
約束の時間より30分早く着いてしまった。
俺、デートとかの待ち合わせって
5分前とかでいい人なんだけどな。
30分前って…(笑)
ほんとどーかしてるわ
改札口を出たところで待っていると
Aが小走りで俺のところに来てくれた。
「A、誕生日おめでと。」
髪の毛をゆるく巻いて
レザージャケットに小花柄のワンピース。
いつものバイト終わりのラフな服装もいいけど、
俺と会うために頑張ってくれたのかな
って思うと余計に可愛い。
いつもはファミレスだけど、
さすがに誕生日にファミレスに連れて行くのは
格好がつかないのでイタリアンのお店にした。
Aのことだから、メニューを見ようもんなら
値段を気にしそうだったので、
絶対に見せてやらない。(笑)
嫌いなものだけ聞いたらキノコだって…
キノコのピザとかはやめとこ…(笑)
ご飯食べてる間はこの前の電話の話とかをして
いつも通り笑って過ごしていた。
お会計のとき、案の定Aは財布を出そうとした。
ほんとに真面目すぎる(笑)
誕生日くらい素直に奢られてろって。
でも、そんな風にちゃんとしてるAだからこそ
好きになったんだろうけど。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aria | 作成日時：2022年10月9日 15時
