約束と夢の狭間で。2 (ページ21)

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それから後は本当に普通の会話をした。

仕事中の話だとか高校の話だとか
大輝さんの話だとか…(笑)

去年、バイト先で渡辺さんに
ため息をつかれたときの話もしたけど、
ほんとに覚えてないらしくって
専門学校に行ってたときは8月が地獄の忙しさだったから
そのときも疲れてただけだろーって言っていた。

2人きりなんてもっと気まずいもんだと
決めつけてたけど、全然そんなことなくて、
むしろもっと喋ってたいって思えた。

(男の人と喋っててもっと話したいって
思ったの初めてかも…)

ご飯も食べ終えて、渡辺さんが
「まだ高校生だしそろそろ帰るかー」
って言った。

"まだ高校生"か…

少し胸がズキっと痛んだ気がした。

お会計のときにカバンから財布を出すと、

翔太「俺が誘ったから片付けろ(笑)」

とほぼ強制的に片付けさせられた。
ちょっとむっとしたので、

『……今日誕生日のくせに。』

と小声で言い返しておいた。(笑)

翔太「…なんか言ったか？(笑)」

『なんにもないですー(笑)』

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