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第41話 『私の視界』 ページ42

【愛染side】

キンッ!!−−−目の前でナイフがどこかに飛んでいった。

私は状況が全く理解できなかった。

あの女の子がなんで空条くんのことが好きなのに殺そうとしているのか、とか、花京院くんの目の前でナイフが何かに絡まったみたいに止まるのはなんでなのか、とか


どうして春樹の前に灰色のスライムが立って(?)いるの?とか

きっと私には理解できない何かがここで起きているのだろう。

(……私も何か力になりたい)

苦しそうなみんなを見てギュッと手を握るけれど、私はきっと何もできない。

それが、なぜかとても悔しかった。



私が何もできずにただみんなを見ていると

−−−−左頬に何かが掠った。

最初は何かわからないかった。でも、次の瞬間にはそこだけが熱を持ったかのように熱くなってくるとともに鋭い痛みが走る。

恐る恐る触れてみれば、手には血がついていた。

それを隠すように手を握りしめ後ろを見れば、地面に落ちたナイフ。多分、投げられたナイフがこっちに飛んできたんだ。

(−−ッ……こ、怖い…)

身をもって思い知るこの状況の異常さに思わず震える。こんな怖い中で花京院くんや空条くんは春樹の前に立ってナイフを弾いてるの……?

足が震えて、今すぐにでもこの部屋を飛び出したい−−−−だけど、私はそうしなかった。

みんなが頑張ってるのに私一人だけが逃げるわけにはいかない!

もう一度、次は私の目に見える距離からナイフが飛んできた。

(避けられる…?いや、避けてみせる!)

横に、飛んだ。


ズザッと音を立てて地面に倒れる。

避けられた……!!

その音を聞いてか、Aくんがこちらにきてくれる。

「大丈夫か、愛染」

「うん。大丈夫」

私が立ち上がると、ポケットからカランと音を立てて何かが落ちた。拾い上げてみると、私の宝物のネックレスが入っていた。

(あれ?今日は家に置いてきたと思ったのに……)

私は小首を傾げながらももう一度ポケットにしまおうとした、が

私はこれをしまってはいけない気がした。

そして、気がついてしまったのだ。






−−−−−私はあの女の子を知っている、と。

第42話 『薄情者』→←第40話 『変色』


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人力車(プロフ) - 丹華 蓬@沼暖かいさん» ありがとうございます( >▽<)ゞ 携帯が調子悪くてDSやパソコンからの更新になってしまって前よりも更新が遅くなってしまうかも知れませんが、お付き合いください! (10月5日 20時) (レス) id: 60356de8e5 (このIDを非表示/違反報告)
丹華 蓬@沼暖かい(プロフ) - 今回も面白かったです、無理しない程度に頑張ってください。 (10月5日 20時) (レス) id: 3fce7d89ee (このIDを非表示/違反報告)
人力車(プロフ) - 丹華 蓬@沼暖かいさん» ありがとうございます笑!これからの展開を楽しみにしているあなたのためにも、頑張ろうと思います! (9月25日 22時) (レス) id: 60356de8e5 (このIDを非表示/違反報告)
丹華 蓬@沼暖かい(プロフ) - 人力車さん» いい展開になって来ましたね、次回が楽しみです、無理しない程度に頑張ってください。 (9月25日 19時) (レス) id: 3fce7d89ee (このIDを非表示/違反報告)
人力車(プロフ) - 丹華 蓬@沼暖かいさん» いつもコメントありがとうございます!!前より少し更新ペースは落ちてしまいましたが頑張ろうと思います! (9月22日 16時) (レス) id: 9f1d144e77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:人力車 | 作成日時:2019年8月17日 10時

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