８６話「真実」 ページ6
A「…とりあえず､吹雪が強くなってきて危険なので急いでロッジに戻りましょう！」
粉川「そうね…」
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ロッジに戻った小五郎達は、酒見さんが言っていたことを確かめるために警察に電話をした。
オーナー「で？警察は何と言っておった？」
園子「雪崩なんてウソだよね…？」
オーナーと園子は焦った様子でそう言った。
小五郎「いや…今夜8時頃、雪崩があってトンネルが埋まってしまったそうだ……いつここに来られるかは明日にならないとわからないらしい…」
酒見「ほらみろ！オレの言った通りだろ？」
園子「…」
なぜか自慢げに言う酒見さんを園子はジト目で睨んだ。
すると…、
『ガチャッ』
蘭とAが部屋に入ってきた。
コナン「あ…、どうだった？チョコ…」
A「…やっぱりなくなってたよ、甘利さんのチョコだけ…」
コナンはチラリと、甘利さんの方を見た。
甘利さんはいまだに「うっ、うっ…」と泣いていた。
しばらくして甘利さんが泣き止むと、コナンは殺された二垣さんの部屋にあるビデオテープを見せてくれ、と甘利さんに頼み､居間のテレビで観ることにした。
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ーAsideー
その頃、Aは……
A「(やっぱりあの洞察力や観察力は、ただの小学一年生とは思えない…)」
A「(まるで、あの高校生探偵の_____)」
そこまで考えると、Aは妖しげな笑みを浮かべ､その部屋を出た。
A「！」
Aが部屋を出ると、丁度コナンが隣の部屋に入って行くのが見えた。
A「あ、コナンくん！」
Aは偶然通りかかったように話しかけると、コナンのいる部屋に入った。
コナン「Aさん！どうしてここに？」
A「たまたま通りかかっただけだよ」
Aはそう言うと、コナンが手に持っていたテニスボールを見た。
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作者名：グレイ | 作成日時：2019年1月26日 19時
