８１話「バレンタイン」 ページ1
〜in喫茶店ポアロ〜
一月下旬。あの事件から一週間経ち、Aは梓と喫茶店ポアロで他愛のない話をしていた。
梓「あ、そういえば昨日のドラマ見ました！？」
A「見ました！あの俳優さんすごくカッコよかったですよね！」
梓「ですよね〜！」
梓とAが話していると､ドアベルが鳴った。
『カランコロン♪』
梓「あ、いらっしゃいませー！」
蘭「こんにちは！梓さん、Aさん」
園子「こんにちはー！」
店に入ってきたのは園子と蘭だった。
A「あれ？珍しいですね、今日はコナン君いないんですか？」
Aは不思議そうに、蘭達に言った。
園子「あのガキんちょなら、阿笠博士の家に行くって言ってたわよ」
園子はそう言うと、カウンター席に座った。
梓「ご注文はお決まりですか？」
園子「んー…、じゃあ、レモンティーで！」
蘭「あ、私はアイスティーで！」
梓「かしこまりました」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー数分後ー
園子「ねぇねぇ、Aさん」
園子に名前を呼ばれ、食器を拭いていたAはカウンター席を振り返った。
A「？何ですか？」
園子「Aさんは今年誰かにチョコあげるの？」
A「"チョコ"……？」
園子「ほら、もうすぐバレンタインでしょ？」
A「あっ、もうすぐバレンタインか……」
Aは納得したように頷いた。
蘭「もしかして忘れてたんですか？;」
A「あはは……うん(最近、公安の仕事が忙しいから忘れてた…)」
Aが苦笑いしていると、園子がキラキラした目で梓とAに話しかけた。
園子「梓さんとAさんも山奥のロッジでお菓子作りしに行かない？」
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作者名：グレイ | 作成日時：2019年1月26日 19時
