10話 ページ11
ミサキ「自己紹介か。ええな。けど、何を言えば…」
シュウ「とりあえず、名前と年齢と職業、あとはここに連れてこられるまで、何があったかとか…ですかね。」
マコト「えっと、じゃあ僕から。僕は、苗木誠。18歳です。私立希望ヶ峰学園卒業生です。」
マキ「私立希望ヶ峰学園って、超高校級とも呼ばれる様々な才能をもつ生徒達が通うっていう？凄いわね！あなたはどんな才能を？」
マコト「えっと…超高校級の幸運です。(^-^;)」
ユウト「幸運って呼ばれてるのに、デスゲームに参加させられてるのは、不運なんじゃない？」
マコト「た、確かにそうかもしれないけど…💧。でも、僕は皆でここから出るために、殺し合い以外の方法を探してみせる！」
そうだ。僕はこんなゲームに参加させられて、不安な気持ちがあったけど…殺し合いなんて、しない！
こんなゲームを考えた主催者の思い通りなんて、絶対にさせない！
チエ「こ、殺し合い以外の方法ですか？」
サトル「でも、狼は誰かを殺さなくては生き残れないと言われた。そう簡単に、見つかるかどうか……」
マコト「そ、それは…きっと見つかりますよ！簡単でなくても諦めちゃいけない！」
コウ「そんな考えもなしの理論で解決できるわけがないだろ？お前は馬鹿か？」
マコト「そ、そんなこと…(◎-◎;)。」
ハジメ「俺は苗木の意見に賛成だ。その方法、一緒に見つけような。」
シュウ「僕も賛成だよ。僕らはいつだって、諦めなかったから、多くの困難を乗り越えてきたんだからね。」
マコト「二人とも…」
二人が僕の言葉に、一緒にデスゲーム以外の脱出の道を見つけようと言った。
やっぱり、同級生がいるのって、心強いと思う。
ユウト「あのさ、話が脱線してるよ。あんたはどうやってここに連れてこられたの？」
マコト「あ、そうだった。確か……卒業生全員で、十神君の家で卒業祝いをして、終わった後の帰り道の途中で、目眩がして……そこから覚えてない。」
ハジメ・シュウ「「苗木/君も！？」」
マコト「二人もなの！？」
ショウ「おっと、次は俺の番だな。俺は赤村ショウマ27歳だ。自分で言うのもなんだけど、大手証券会社に勤めてるエリートサラリーマンなんだ♪」
マコト「自分でエリートって言うのはなんというか…(ただの女誑しのチャラ男かと思ってたけど、仕事はできそうな人だな。)」
ハジメ「赤村さんは、どうやって連れてこられたんだ？」
ショウ「ショウマで良いって。というか、なんかサラッとしてね？(^-^;)」
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