1話 ページ2
苗木誠side
マコト「( ゚д゚)ハッ!……ここ何処なの?」
僕、確か家に帰る途中だったはずなんだけど…なんでこんな、暗いところに?
マコト「というか、いつの間にか椅子に座ってるし、前には机?……もしかして、僕は何処かに誘拐されたの!?……いや、考えてる場合じゃない…ここから出るために動かないと駄目だよね。こんなところでじっとしてられない。」
先ずは、電気を捜そう。
僕は椅子から立ち上がり、念のため手を前に出しながら進んだ。
もしかしたら、壁があって、何処かにスイッチがあるかもしれない。
マコト「壁だ。…(壁沿いに進んだら、もしかしたら…)あった!」
パチッ
マコト「眩しい!…やっぱり、机と椅子が…まるで教室のものみたいだな。……あそこに扉が…ってあれ!?ドアノブがない!Σ(゚Д゚ υ)」
なんでドアノブが扉に無いんだよ!?
ここに僕を連れてきた人は、僕を閉じ込めるためにここまでしたの!?
マコト「いや…待てよ。だとしても変だな……もしかして、ドアノブは何処かに隠されてるのかも。」
僕は周りを探してみた。
地面にはないってことは、椅子か机にあるんだろうな。
マコト「あ!机の中にあった!」
机の中にドアノブがあった。
僕をここに連れてきた人は、なんで机の中にドアノブを入れたんだろ?
マコト「これを付けて……よし!これで開けられる。これで、外に出られる。」
ガチャッ!
僕は、ドアノブを回して、扉を開けた。
扉の先に進んでみると…
マコト「ここは?」
ミサキ「あ!やっと来たで!」
マコト「ふえ?」
そこは、さっき僕が閉じ込められていた部屋よりはかなり広くて、その部屋には数十名の人間がいた。
マキ「あなたも誰かに連れてこられたの?」
マコト「はい。…あなたもって、もしかしてあなた達もですか?」
コウ「ああ、そうだな。つまり、お前も俺達と同じ状況ということか。」
ここにいる人達は、僕の知らない人達…
?「苗木!?」
?「苗木君!?どうして君が!?」
マコト「え!?この声は…」
いや、知らない人達だけじゃなかった。
僕は、声がした方を振り向いた。
マコト「日向君!最原君!二人もどうしてここにいるの?」
ハジメ「分からない…」
シュウイチ「気付いたら、狭い個室に閉じこめられて、扉から出たらここに辿り着いていたんだ。」
マコト「そんな…君達も……」
日向創君と最原君終一君が、その場にいた。
二人も僕と同じで、誰かに連れてこられたんだ。
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