起きたら翼が生えてた【MHA】 (ページ25)

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「始めようか有精卵共！！！

戦闘訓練のお時間だ！！！」

やっぱり皆着替えるの早いよなあ、気合い入ってる。

遅れ気味だったので小走りになっていると、緑色と目が合った。

『あ、もしかして緑谷くん？』

「ﾌｪｯ、羽平さんっ！」

分かってはいたけど、ここは自然に【もしかして】と言ってみた。

『なんか緑谷くんって感じするよ、頑張ろうね』

「う、ウン...！！」

にこりと笑ってからぎこちない動きの出久くんから視線を動かした。

たまたま立ち止まった隣には常闇くんが、前にはまだ冷たい雰囲気が漂う轟くんが。

正直この時の轟くんはまだ怖いので絡みたくない...とか思ったり。

逆に常闇くんは鳥仲間だから積極的に絡んでいきたいと思ってる。

「...なんだ」

『あっ』

常闇くんをじーっと見ていると目が合った。

『えっと...鳥仲間だから仲良くしたいみたいな...感じです』

「...そうか」

『うん...』

会話はそこでオールマイトの声によって中断され、説明が始まる。

その説明とオールマイトが質問攻めに合うあのシーンを終えてくじ引きを行った。

まあ何となく察しはついてるよ、私が多分ぼっちなんすよね。...拗ねてないから。

「羽平少女は～～うーん。

全部のチームが終わってから怪我のない生徒とやってもらおうかな！」

『あ、はい』

1番最後か......誰とチーム組んで戦うことになるんだろうか。

不安を抱えつつ、皆とモニター室へと移動した。