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｢炎司さん、珍しく動揺してたね｣
｢やめろ、その話をするな……あとその呼び方もやめろ｣
｢えぇ、じゃあ、えんでばー？｣
｢いやもう呼ばなくていい……｣
疲れる。さっきまで体調悪かったくせに、妙にテンションが高いA。そわそわと動き回って、尻尾を揺らしている。
無言で手を広げると、嬉しそうに飛びついてきた。ゴロゴロと小さく喉を鳴らしている姿は猫そのもの。怒る気も失せて、力一杯抱きしめた。
｢……ねぇしょーと、さっきの続きは？｣
｢何の話だ｣
｢ちゅー。……してくれないの？｣
あぁ、それでそわそわしていたのか。あと何だ、キスじゃなくてちゅーって。可愛いな。
こんなにもAからせがまれるのは何ヶ月ぶりだろう。発が情しちゃう時期でも近いのか？まあ春だしな……。いや、それはそれで困るところもあるのだが。
小さく息を吐き、先程と同じように後頭部に手を添える。ぐいとこちらに寄せて、口を塞いだ。
｢ん、……｣
すぐに唇を離した。触れるだけのキス。それだけじゃあ不満なのか、Aはむっとして一向に引こうとしない。
……本当に、猫という生き物は気まぐれだな。
｢んぅ、……っ、ぁ、しょー、とっ｣
｢……っん、……は、｣
舌をねじ入れて、口の中を犯す。少しざらついたAの舌が絡まり一気に高揚する。
受け身になるAを強引に押し倒して覆い被さった。ひ弱な彼女に力で負けるはずもなく、息が乱れてもキスをやめない。
ようやく唇を離してやると、Aは顔を真っ赤にさせて、はあはあと肩で息をし始めた。
｢っは、はぁ、……えへ、えへへ｣
｢喜んでんのか？そんなにしたかったんだな｣
｢あは、苦しー……｣
Aはでろでろと蕩けたように笑う。主導権はこちらが握っているはずなのに、何だか遊ばれているような気持ちになった。
本当にこのままコトを進めるわけにもいかず、渋々彼女の上から退いた。
｢……あんまふざけてると、知らねえからな｣
｢っう、ごめんなさい……｣
素直に謝るAを見て、自然と口角が上がる。
そうだ、Aはそうやって俺に従いすり寄って来ればいい。ご飯もあげる、温かい寝床もあげる、……俺が守ってあげる。全部全部Aのために。
怒られたからか、すっかり大人しくなってしまった彼女の頭を撫でる。猫の耳をぴくりと動かして、安心した表情で目を閉じた。このまま隣で寝るつもりなのだろう。
……俺の想いも知らずに、呑気な猫だ。
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二 - イラスト上手すぎる、、。 (2021年5月5日 7時) (
レス) id: f6d5c08391 (このIDを非表示/違反報告)
こたつゆず(プロフ) - 絵上手すぎです!!尊敬します!!私下手くそすぎてやばいので教えて貰いたいくらいです!! 師匠と呼んでいいですか? (2018年10月7日 20時) (レス) id: 3780c963fa (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 花さん» お褒めの言葉ありがとうございます……！嬉しいです(*´ω｀*)トプ画も一応考えていたんですけど、あっという間に続編に……イラスト更新と本編の更新は別々になりそうです。トプ画の件も考えておきます、貴重なご意見ありがとうございます！ (2018年4月30日 0時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 絵、上手ですね！こういう感じの絵って大好きです！タイトル(?)の所に画像載せれるんですけど、描かないんですか？私はいいと思いますけど…時間があるときに考えて頂ければ幸いです！どうかご検討お願いします。長文失礼しました！((更新頑張って！ (2018年4月28日 22時) (レス) id: 3fabea4b64 (このIDを非表示/違反報告)
影猫(プロフ) - 鈴木美妃さん» コメントありがとうございます。申し訳ございませんが、現在夢絵のリクエストは受け付けておりません。もう少し描き慣れて、時間が余っていましたらご連絡しますm(_ _)m (2018年4月18日 19時) (レス) id: 3f1a8429d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影猫
| 作成日時：2018年4月7日 17時
