【銀魂】転生したら吉原に売られました。【神威】

17話 ページ18

・・・



夜になったので港に向かった。


「やあ、おかえり。どうだった？観光」


この男、観光って言ったとき少し笑ったぞ。


観光したら悪いか。


『…まぁ、楽しかったですよ』


少し…いや結構、思ってたのとは違ったけど。


というか、私は宇宙人的な類だし。


目の前にでっかい宇宙船あるし…


もういいや。


なんかもうどうでもいいや。


「じゃあ、入って」


神威に押されて、中に入っていく。


中にはガラの悪い男しかいない。


「そういや、嬢ちゃんの寝床はどうする？俺らと一緒に寝るのはまずいだろ？」


「じゃあ、俺と一緒に寝ればいいよ。俺の部屋は広いし、俺と二人きりだ。」


いや、それもそれでいろいろとまずいのでは？


私は急に来た身だから、わがままを言うつもりはないが…


まぁ、むさくるしい中年の男連中と同じ部屋よりは、だいぶマシだ。


『阿伏兎さん』


「どうした？」


『…夜兎がたくさんいますけど、何をしている人たちなんですか？』


「知らずについて来たのか。」


知っていたとしてもついてきたかもしれないけど。


すると、神威は私と阿伏兎さんの間に入って


「簡単に言えば海賊だよ」


…かいぞく？


『私、そんなに強くないと思うんですけど。大丈夫ですかね』


「え？強くないの？そんなことないと思うけど」


烙陽にいたときに雑魚を殺した程度だ。


まあ、誰かと交戦したことがないし、なるべくしたくないし…


強さなんてわからないんだけど。


「じゃあ、今度、どこかの星に降りて俺と戦おう」


『何故』


「え、俺が戦ってみたいからだよ」


…自己中ですか？

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