100年先も愛してる 3 (ページ40)

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何にもしてないのに嫌われてるし
心配してくれてると思ってた岩田くんは、どうやらそうじゃなかったみたいだし

なんか人間不信かも……

そして今、隣を歩く人をこっそり盗み見見る。

帰り道、会社から駅までも無言。
電車の中も無言。
駅からマンションまでも無言。

何か話してよ……

『登坂くん、話あるんでしょ？私、何言われても大丈夫だよ？』

無理して笑ってるって嫌でも分かる。

『安西の事なんだけど……』

うんと頷いたAはそれ以降顔を上げようとしない。

『何もないから。相談に乗ってただけなんだよ瑞希の事で……』

うん。

『そっか……話ってそれだけ？』

え？
って戸惑ってる臣を置いて

『分かった。じゃあまた明日ね』

無理矢理作った笑顔を貼り付けて自分のマンションに帰った。

何かあったとか、何もなかったとか
そんな事聞きたかったわけじゃないのに

登坂くん、全然わかってない。