100年先も愛してる 3 (ページ19)

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デスクに着いて、携帯のスケジュールに入れてると、前の席から岩田君に声をかけられた。

『Aさん、Aさん！』

『なぁに？』

『クリスマス、何プレゼントするんすか？』

そんなの言うわけないじゃん。
なんだかんだ言ってても、登坂君と岩田君が仲良いの知ってるもん。
絶対言っちゃうでしょ！

『教えなーい。てか、まだ決めてなーい』

『俺、選んであげましょうか？』

『いらない！岩田君、絶対喋っちゃうもん』

『えー！喋んないってー』

しつこいな！

『今度のお休みに真依さんと買いに行くの！』

そう言うと、岩田君は口を尖らせて「ちぇーっ！」って言ってて可愛いかった。

視線を感じて岩田君の後方を見ると、登坂君とバッチリ目が合った。

ぶぁーーーーーか！

は？
バカってなに？

『ちょっと！！』

ガタンと席を立つと、周りの皆はビックリしてるし

『コラー！Aちゃん、座りなさい！』

直人さんに怒られた(泣)

首を竦めて椅子に座り、チラッと登坂君を見ると声が洩れないように手で口を押さえて笑ってる。

もぅ！

プクっと頬っぺたを膨らますと、バチンとウインクされて顔が熱くなるのが分かる。

『こんなとこでイチャイチャすんのやめてもらっていいっすか？(笑)』

『もぅ！うるさいよ岩田君』

こんな感じだったから

登坂君は待ってくれてるって思ってた。