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Aside

今日は、待ちに待ったショーを観劇する日。
フェニックスワンダーランドのショーって、大体撮影OKだから、後からじっくりと見れて好き。

開演1分前になると、天馬君が私のスマホにメッセージをくれる。これがまた分かりやすくて……。
メッセージを貰った私は、ステージにスマホを向けて、観劇する。

劇が終わったら、必ずステージ裏に行く。これが私のルーティン。今日の劇の内容が伝わりやすかったかどうかとか、滑舌が良かったか…などなど。神代さんが沢山聞いてくる。

『“今回の公演も、楽しく見る事ができました。唇も読みやすかったし、何より、演出が好きです。風がくるとか、そういう演出って、清涼感があって、とても好きです。”』
と、自慢げに顔の前にノートを差し出す。

類「成程……。“いつもありがとう。そろそろ、バリアフリーにも配慮したくなったんだけど、どんなのが嬉しいかな?”」

『……はっ。“映画館のやつですけど、開演前にライトを点滅させる…とか?いつも天馬君に伝えてもらえてますけど、1分前だと、忙しくなる時もあると思うので。”』

類「うん、成程。検討してみるよ。」

自分の案が検討されると、大体採用されるので、とても嬉しい。
なので、なるべく表情を出している。

司「お、佐倉来てたのか…!寧々達も、心待ちにしていたぞ…!」

えむ「わんわん〜っ、わんだほーい!!」

えむちゃんのわんだほいに合わせて、私もわんだほいしてる。えむちゃんは、とても表情豊かなので、可愛くて好き。

寧々「こんにちは。佐倉先輩。」

『“こんにちは。今日の歌も良かったよ!”』

寧々「あ、ありがとうございます…!(と言ってありがとうの手話をして)」

司「寧々も佐倉に手話を教えて貰ったらどうだ?俺も最近教えて貰ってな!(私の名前は、天馬司です。と手話をして)…どうだ!!」

『パチパチ』
つい昨日教えたやつなのに、凄くわかりやすい。
吸収抜群だね。

寧々「わ…凄い。パチパチ…」

えむ「司くんすご〜いっ!」

ブーッブーッ…
私のスマホが鳴る…というか、振動している。
そうだ、今日は補聴器の定期検診だった。

『“じゃあ、私そろそろ予定があるので、帰ります。またね。”』

司「また来てな!(手話をして)」

類「おや、司くんの独学の成果だね。」

寧々「では。(手を振り)」

えむ「わんだほーい!!」

皆に別れを告げたら、私は親と待ち合わせるため、駅へと向かった。また絶対行こう。

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HACHI_(プロフ) - 色鉛筆さん» 感想ありがとうございます!設定丸被りの方がいらっしゃったとは……!!こちらもびっくりです…笑 実は私、中学生です…笑 マイペース更新ではあるかも知れませんが、頑張るます!! (2022年6月16日 7時) (レス) id: 614a35877d (このIDを非表示/違反報告)
色鉛筆 - 見てます!実はこの夢主の設定とすごいかぶってるんですよねw設定みたときびっくりしました。それと面白いです!ほんとに小学生...!?続き待ってます! (2022年6月16日 4時) (レス) @page7 id: 8195bb42d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HACHI_ | 作成日時:2022年5月4日 8時

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