オッドアイ４ ページ14
私はいつも泣いていた
物心着いた時には
自分には親がいない
そんな時に
いつも優しかったミラ。
いつも笑わせてくれたランバネイン。
よく一緒に訓練をサボったエネドラ。
家に住ませてくれないかと必死に親に頼んでいたハイレイン。
私たちが家も違うのに遊んでいたことを話さなかったヴィザ翁。
家も違うのに毎日来てくれたヒュース。
みんなに会ってから私が１人で泣くことは少なくなったし
泣いていても傍にいてくれた
みんなには感謝している
ほら、あの時だって
「なぁ、なんでAって片目隠してるんだよ！」
「やめなさい！ランバネイン！Aだって無理に話さなくたっていいし・・・・」
「ミラの言うとおりだ」
「だが、できれば教えて欲しいなって」
「ヒュース！！！」
「俺らが相談に乗れるかも知れないからな」
「わかった・・・・・みんなに話すよ・・・・・・・・・・
僕は目の色が左右で違うんだ。
ほら、赤い右目と黄色に左目。
気味が悪いでしょ？」
ハハハハっとエネドラが笑いだした
「なんだよ！そんなことかよ！俺たちはそんなことで気味悪がったりしないぞ！」
「確かにね」
と、ミラが付け足す
「姐さんは両目を見せてたほうがいいと思う。だって綺麗じゃん。」
「そ、そうかな？」
「楽しんでいるとこ悪いですがそろそろ訓練の時間ですよ？」
ヴィサ翁が来た
「ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!」
って顔してるランバネイン。
「あ、誰にも話しませんから大丈夫ですよ
でも、サボらないでくださいね？エネドラとAさん。」
「「(;ﾟ□ﾟ)」」
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作者名：黒尾愛してる橘悠里＠歌い手同盟会 | 作成日時：2016年11月18日 21時
