辛いだけだから【御幸一也】 (ページ30)

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28話ページ30

「好きです！………付き合ってください!!」

えーっと、どういうこと

下駄箱に手紙あった

↓

とりあえず書いてある所に来た

↓

告白されている

………なんで私なんだろうか

………私よりも可愛い子とか性格良い子いるじゃん！

「えっと………ごめんなさい」

「！………ですよね………こんな俺なんかに………ﾎﾞｿﾎﾞｿ」

なんかすごい申し訳ない感がする

「………なんで私に告白してくれたの？もっと私より良い子いると思うよ？」

「それは………最近鈴木さんが前より明るくなって、笑顔に惚れてしまったっていうか………一目惚れっていうやつです」

「私なんかの為に勇気出して告白してくれてありがとう。だけど、私より良い子たくさんいると思うよ。だからごめんなさい。」

私は深々と頭を下げた

『告白』ってすごい勇気がいる

私を選んで告白してくれた彼に少しでも敬意を表したかった

「そんな！頭を上げてよ！俺が勝手に呼び出したんだからさ。」

そして彼はありがとうと言って去っていった