落ち込んだ時には -1- ページ9
『はぁ…仕事しんどかった…』
私は1人、帰り道で仕事について嘆いている。
ついさっき(定時前)上司に怒られたばかりだ。
まぁ私が仕事でミスったからなんだけど。
原因が私っていうところがなんとも気に食わないよね。
それはもうどう足掻いても怒られるしかないわけで。
そして現在、帰宅している最中。
｢おいどうしたんだクソアマ｣
いきなり爆豪に後ろから声をかけられる。
最近声だけで爆豪ってわかるようになった。
そして私はクソ女からクソアマに昇格！
おめでとう！
なんて空元気なんだ私。
｢A、何かあったか？｣
どうやら轟くんもいるようだ。
轟くんも声でわかるよ！最近！
いやほんと、なんて空元気なんだ私。
情緒不安定説ある。
さりげなく私の両脇を陣取った2人。
｢お前がなんでここにいんだよ。着いてくんなって言っただろうが舐めプ野郎！！！｣
｢A、何があったかわからねぇけど元気出せ｣
｢無視すんじゃねぇ！！｣
轟くんの耳には爆豪の声は届いてないらしい。
逆にすごい。
それに優しい。流石イケメンだね。
絶対モテるじゃん。
｢んで、なにがあったクソアマ｣
『んー、ちょっとね』
流石に仕事ミスって怒られたとか恥ずかしすぎて言えない。
私のなけなしのプライドが許さない。
｢ちゃんと言えやクソ｣
すると轟くんが私の目をジッとみてきた。
凝視しないでおくれよ照れるじゃん。
何かを悟ったような顔をして
｢……なるほど。ミスったのか。｣
と当てにきた。これにはめっちゃたまげた。
『轟くんよくわかったね』
悟りでも開いたらいいんじゃないかな轟くん。
私はいるよ。
｢んなもん人間はミスするもんだろうが｣
いちいち気にしてんじゃねぇと付け加え、珍しく慰めてくれる爆豪。
お前成長したな。
前に私が落ち込んでいるところ笑いやがって。
あれ忘れねぇからな。
『ありがとう』
｢まぁ俺ァミスなんざしねぇがな｣
『爆豪いつも一言多いんだよね』
こいつ、上げて落とすじゃん
落とすなら上げるな。
｢Aは笑ってた方が似合う｣
轟くんはそう言い私の頬を片手で掴んできた。
摘むならまだ許容範囲だけど掴むって何。
その上、片手って。
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木耳(プロフ) - マイさん» ありがとうございます。是非ともたくさん絡ませますね！ (2021年4月4日 21時) (
レス) id: ada35b20c4 (このIDを非表示/違反報告)
木耳(プロフ) - ねこまるさん» 有り難きお言葉です。ありがとうございます！ (2021年4月4日 21時) (レス) id: ada35b20c4 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - 面白いです！応援してます！瀬呂君が推しなので、絡んで欲しいです (2020年8月31日 22時) (レス) id: a10e9fe01f (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる(プロフ) - 他の作品もですが、めちゃくちゃ面白いです！応援してます！ (2020年8月31日 18時) (レス) id: d96889e03d (このIDを非表示/違反報告)
木耳(プロフ) - mitoさん» 応援されるなんて本当有難いです。更新頑張ります。 (2020年8月3日 22時) (レス) id: 482bba8c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木耳 | 作成日時：2020年7月19日 22時
