二回目の転生先は脅威の侵略者編！？【吹雪士郎】 (ページ12)

今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:9,454 hit

第九十二話ページ12

僕は帰ってきてから、真っ先に星二郎の部屋に向かった。
だって呼ばれていたからな。
あと、ガゼルとの会話も終わらせた。

＜星二郎の部屋にて＞

ｺﾝｺﾝｯ

星二郎「入ってください」

ｶﾞﾁｬｯ

フレア「…用件は何だ。
出来れば手短に頼む」
星二郎「……貴女は吹雪士郎と“吹雪アツヤ”と三つ子としての存在なんですか？」
フレア「……用件はそれだけか」
星二郎「いえ、まだ少しお話がありまして」
フレア「そうか。応えよう。
……僕は士郎とアツヤと三つ子だ。
誤魔化すようにと士郎には双子関係ということを伝えてもらうが。
僕は雪崩れが怖い。
だって“家族”を一瞬にして僕達の前から連れ去ったのだからな」
星二郎「そうですか。それと、二つ目の話です。

貴女は何故私達側、エイリア学園側に着いたのですか？」
フレア「……そりゃ、お前らが僕を“必要としてる”って言ったからお前ら側に着いたんだ。
僕は……いつも完璧にならないと駄目なんだ……駄目なんだっ！！」
星二郎「(心が乱れて来ましたね……。)
吹雪士郎がいる雷門には、もう戻らないということですか？」
フレア「…条件によっては雷門側に着こうとは思っている。
それでも……僕を“必要としてくれる”のか……？」
星二郎「………」
フレア「答えてくれよ……答えろよっ！！」

その時、心の奥から聞き覚えがある声がした。

優花「(風華……吹雪風華っ！！)」
風華「(！優花……。)」
優花「(気を確かに。
……今から私を表に出して)」
風華「(はぁ？僕はこの脅威の侵略者編が終わるまでは優花、お前を表に出さないって言っただろう！
それに、僕だってずっとこの暗闇は嫌だから)」
優花「(…だから、いい考えを思い付いたんだ。
それは___________。)」
風華「(…出来るのか？)」
優花「(多分だけど。
風華はもう風介や晴矢……ヒロトにもう教える必要はないでしょう？
だったら尚更する価値があると思わない？)」
風華「(……いいな、その考え。
分かった。今日の夜でもいいか？)」
優花「(うん。……でもちゃんと研崎とダンペラのことはお願い。
私は雷門イレブンの皆を……)」
風華「(分かった、とりあえず星二郎との話を終わらせる。
それからでもいいか？)」
優花「(うん。終わったら言ってね)」
風華(フレア)「(あぁ、分かった)
……もう話を終わりにしてくれ。
僕は完璧になる為に……」
星二郎「……分かりました。では」

ｶﾞﾁｬｯ

そうして僕は、星二郎との話を無理矢理終わらせた。