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翌朝いつものように改札を出ると、昨日あの後取りに帰ったのだろう自転車を横に、細い首を伸ばして何かを探す永瀬くんがいた。
あまりにびっくりして固まるとばちりと目が合い、永瀬くんは微笑んで片手を上げる。朝からかっこよすぎる。
慌てて駆け寄った。
「おはようAさん」
「おはよう……え、待ってたの？」
「おう」
「……私を？」
「はは、他に誰がおるん」
くしゃりと笑う永瀬くんが眩しすぎて変な声が出そうになった。太陽より眩しい。
照れて視線をさ迷わせる私にじゃ行くか、と言い、永瀬くんはハンドルを握った。
登校するときに並んで歩くのは初めてだ。永瀬くんはかっこいいので、周りの生徒から視線を集めているのを感じる。
隣がこんな女でみんなびっくりしてるだろう。ごめんなさい。だって好きだからしょうがない。
「ごめんAさん、びっくりした？」
「え、なんで謝るの？」
「や、さっきからずっと黙っとるし。もしかして朝は一人派やったんかなとか思って」
申し訳なさそうに眉を下げる永瀬くんに慌てて首を振る。
「違う、嬉しいよ！本当に！」
「なら良かったわ。俺は一緒にいたかったから」
安心したように目元をゆるめ囁くようにそんなことを言われては、心臓は暴れるわけで。
言葉に詰まる私に、永瀬くんはただ微笑んだ。
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あー(プロフ) - 本当に面白い作品でした！幸せをありがとうございます！ (2020年5月11日 16時) (
レス) id: 027e812693 (このIDを非表示/違反報告)
kaede0318(プロフ) - とっても面白かったです！あと、借り物競走の時の紫耀くんのお題ってなんだったんでしょうか？？ (2020年4月22日 8時) (レス) id: 71eb8c3baa (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ大好きちゃんのみー(プロフ) - sideとか誰が言ってるのか書いてあると読みやすいです(*^^*) (2020年3月19日 11時) (レス) id: f3c8e2ad49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頼 | 作成日時：2019年10月21日 20時
