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26.闘争 ページ28

「俺が態々此所に来たのは手前と漫談する為じゃねぇ」

「じゃ何しに来たの」

「嫌がらせだよ」

「……!」

太宰さんのは演技だとは分かっているが、そんなこと微塵も感じさせない。
見ている此方がビクビクしてしまっている。

「あの頃の手前の『嫌がらせ』は芸術的だった。敵味方問わずさんざ弄ばれたモンだ」

「だが」

ふっと言葉を止め、中也さんは壁に蹴りをいれる
直後、その壁にはヒビが入り、太宰さんの腕にあった手枷が鎖ごと落ちていった。

あんな蹴りを真面に食らったら……考えるだけでも恐ろしい。


「そう云うのは大抵後で十倍で返される。手前が何を企んでるか知らねぇがこれで計画は崩れたぜ

俺と戦え太宰。手前の腹の計画ごと叩き潰してやる」

「……中也」

「あ?」

パチン、と指を鳴らす。
すると手枷が音をたてて落ちた

何時の間にあんな針金を仕込んだんだろう……

「君が私の計画を阻止?冗談だろ?」

「何時でも逃げられたって訳か。良い展開になって来たじゃねえか!」

中也さんが台詞を言い終わるか早いか、中也さんは走り出す。
二人が闘い始めた


端で見ているが、二人の緊迫した空気がビリビリ伝わってくる。
繰り出される中也さんの打挙。太宰さんは其れを受け止めて拳を入れるも、中也さんには効いていないようだ

二人を見ているうちに、少し怖くなった為もう少し奥の方へ避難する。
巻き込まれたくないしね。
そうして私は、もう一度傍観していた



流石元相棒と言ったところか
相手のことについてなら人一倍詳しい

……とても太宰さんには云え無いけど


中也さんがナイフを振り上げる

「最後に教えろ」

が、そのナイフは太宰さんの喉元で止まった

「態と捕まったのは何故だ。獄舎で何を待っていた」

「……」

「だんまりか。いいさ、拷問の娯しみが増えるだけだ」

「……一番は敦君についてだ」

太宰さんが口を開く。
その返答に中也さんは不思議そうな顔だ。

「敦?」


「君達がご執心の人虎さ、彼の為に70億の賞典を掛けた御大尽が誰なのか知りたくてね」

「身を危険に晒してまで?泣かせる話じゃねえか……
と云いたいがその結果がこの態じゃあな、麒麟も老いぬれば駑馬に劣るってか?

『歴代最年少幹部』さんよ」

「……」

それだけなわけないよね。だって太宰さんだもん

「ま、運にも見放されたしな。何せ俺が西方の小競り合いを鎮圧して久し振りに帰ったその日に捕縛されるんだからな、俺からしたら幸運だったぜ」

27.決着→←25.幹部



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月城捺樹(プロフ) - 紅夏さん» 有難う御座います!更新させていただきました! (5月14日 16時) (レス) id: b10180abe7 (このIDを非表示/違反報告)
紅夏(プロフ) - 面白かったです!これからも更新頑張ってください! (5月1日 23時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
月城捺樹(プロフ) - 1つ1つ返せなくてすみません!沢山の方から期待して頂いてとても嬉しいです。遅くなりましたが更新させていただきました。 (2月24日 21時) (レス) id: b10180abe7 (このIDを非表示/違反報告)
みっく - とても面白いです!応援してます、更新期待してます (2月21日 18時) (レス) id: c025c89ca4 (このIDを非表示/違反報告)
蛍原(プロフ) - このような内容の作品大好きです! 次の話を期待して待機してます(●´ω`●) (2月19日 23時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月城捺樹 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年10月14日 18時

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