此れから、どうしましょう。【文豪ストレイドッグス】

3.此処は。 ページ5

再び目が覚めると、時間は7:40分を回っていた。

元々此のベンチ付近には普通近付かないのか、公園には既に5、6人のこどもが来ていたが周りには居なかった。

私は起き上がり、公園の出口の方へと向かう。

「何で使えないんだろ……」

愛用の携帯はネットには繋がっているものの、マップを出すことが出来なかった。

ふらふらと周辺を彷徨いてみる


ぐぅっ


……そういえば朝御飯食べてなかった。
なけなしの1000円札を使うか、それとも……


悶々と考えながら歩き続けていると、知っている道に出た。

……其処で私は立ち尽くしてしまった。









知っているけど、知らない道。
1回だけ、来たことがある。

この、特徴的なアーチ。
アニメとそっくりな場所は見つからなかったけど、初めて見たときに嗚呼、此処で話していたんだねって友達と盛り上がって___


思い出が頭の中を駆け巡る。
そう、何度も見た。









____画面の向こうで。
此の背景を。








「此所は_____文豪ストレイドッグスの世界？」






*





矢張、私の思った通りだった。
武装探偵社も、ポートマフィアもあった。

本当に、来てしまったのだ__

そう思うと少し緊張したが、立ち尽くしている訳にもいかず、そのまま歩いていた。


私が此れから遣ること。それは___









「うずまきで朝御飯食べる。」

ほら、腹が減ってはなんとやらって奴だよ。






10分後。
少し迷ったが、無事うずまきに来ることかできた。

私はゆっくりとドアを押し、店の中へと入った。

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