検索窓
今日:40 hit、昨日:21 hit、合計:52,204 hit

51.蛞蝓にぃに?(中也side) ページ10

中也side

中也「あぁ〜…疲れたな」

組織殲滅の仕事が終わりたまには歩いて帰ろうと思って歩いていると…

中也「あァ…あれは」

公園で1人ブランコに乗っている少女が目に付いた。

まァ…知り合いだけどな。

俺は気付かれないように公園に入り背後に回る。

ブランコの鎖を握ってブランコを止めた。

『ん…?あ!』

中也「よォ、元オアシスの陽葵。」

『蛞蝓にぃに!!』

陽葵は俺の顔を見るやいなやそう云った。

中也「蛞蝓じゃねェ!!」

『じゃあ…双黒(小)にぃに?』

中也「何が(小)だよ!!てか、何処でそんなの知ったんだ!!」

『にぃに!!』

陽葵が笑顔でそう云う。

あの…青鯖野郎…!!

中也「あの青鯖ァ!!」

口に出てしまった。

『あはははっ!!』

陽葵はそんな俺の反応を見て大笑いしている。

『嘘だよー中也にぃに!!』

ったく…ほんとに…

中也「…ハハッ…ったくお前は昔から変わんねぇな。」

純粋な笑顔も人を笑わせることが好きなのも。

俺は陽葵の頭を撫でる。

すると急に…

『中也にぃにお仕事の帰り?』

そう聞かれた。

中也「そうだが…何で分かった?」

『血の匂いがするよ…いろんな匂いがする。』

こいつは…まだ覚えてんのかよ。

中也「お前はよく覚えてんな…光の世界に行ったんなら忘れろよ…笑」

俺がそう云うと…

『それは嫌!!…だってどんな闇の世界でもそこで出来た思い出は陽葵が生きた証だもん!だからずっと覚えてるよ。』

と云った。

…生きた証…か。

中也「そうかよ。笑」

俺は少し笑い、もう一度陽葵の頭を撫でた。

っと…そろそろ帰らなきゃだな。

中也「俺はそろそろ戻るぜ、またな。」

『うん!!バイバイ!』

あ、そうだ。

中也「呉々も太宰には黙っておけよ?」

そうじゃないと彼奴めんどくせぇからな。

『???はーい!』

ぜってぇ分かってねぇよな彼奴。

中也「ま、いっか。笑」

最高の癒しと言葉を貰ったからな。

俺は少し軽い足取りでポートマフィアに戻った。

番外編:誕生日→←50.蛞蝓にぃに?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
設定タグ:文スト , , 太宰治
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

五月雨(プロフ) - バルゴさん» ありがとうございます! (2019年2月17日 0時) (レス) id: 5d19971940 (このIDを非表示/違反報告)
バルゴ(プロフ) - 五月雨さん» 何件かその話を頂いているのでパスワード解除しますね。 (2019年2月17日 0時) (レス) id: c234dca2b4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - ヒーロー嫌いの私が雄英に?のパスワードを教えていただけませんか?最初から読みたいので!よろしくお願いします! (2019年2月16日 19時) (レス) id: 5d19971940 (このIDを非表示/違反報告)
太宰皐月 - ありがとうございます! (2018年12月10日 16時) (レス) id: ae87a5aaa1 (このIDを非表示/違反報告)
バルゴ(プロフ) - 太宰皐月さん» コメントありがとうございます!!全然良いです!じゃんじゃん使って下さい!笑 (2018年12月7日 18時) (レス) id: c234dca2b4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:バルゴ | 作成日時:2018年10月20日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。