【文ｽﾄ】太宰治の妹は元ポートマフィアのオアシスでした。弐【太宰治】

58.志賀親子の喧嘩 ページ22

陽葵side

葵「父さんなんか嫌いだ!!!!!!!!」

朝、にぃにと家を出ようと思った時そんな声が社員寮に響いた。

と同時に扉が勢いよく開いた音がした。

太「…喧嘩かな？」

『今、葵が出て行ったのかな？』

扉を開けて外を見る。

『あ…葵だ…』

直哉「朝からすいません…汗」

『何かあったの？』

陽葵がそう聞くと葵パパは気まずそうに言う。

直哉「…葵がまた体術を教えて欲しいと…言ってきたんですけどね…笑。葵の体に少し限界が近づいてる気がしたんで…また今度なって言ったら何でだよって…笑」

『で、葵は出てったの？』

葵パパは頷いた。

直哉「ここ数日体術をずっと教えてて…そろそろ体に支障が出るからと思ったんですけどね…笑」

『でも、葵は聞かなかったんだ…』

太「余り体に負担かけると異能力も暴走しますからね…」

そっか…

葵大丈夫かな…？

よし…!!

『陽葵、葵の事探しに行ってくるよ。』

太「…1人で大丈夫？」

『大丈夫(´ｰ｀)…じゃあ行ってくるね！』

にぃに達に手を振って葵の事を探しに行った。

59.喧嘩→←番外編：お正月

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す